岐阜県本巣市ショッピングセンター「モレラ岐阜」(本巣市三橋)を運営する東京建物グループのプライムプレイス、ラサール不動産投資顧問などは、2月に閉店した核店舗のスーパー「バロー」に代わって、食品スーパー大手の「ロピア」が5月26日にオープンすることを明らかにした。ロピアはコロナ禍の中、急成長を遂げており、東海地方初出店となる。

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 モレラ岐阜は都築紡績糸貫工場跡に建てられた大型ショッピングセンターで、売り場面積約7万4,000平方メートル。2006年の開業以来、岐阜県を中心に愛知、三重、滋賀の3県からも買い物客を集めているが、プライムプレイスなどはコロナ禍で「食」に対するニーズがこれまで以上に高まったことを受け、食品に強いロピアの導入を決めたとしている。

 ロピアの店舗担当者は「ロピアは肉屋が前身のスーパーマーケット。肉には自信があるので、皆さんに喜んでいただけるよう努力したい」とのコメントしている。

 ロピア1971年神奈川県藤沢市で精肉店として創業。1994年からスーパーマーケット事業に参入した。当初は関東で食品スーパーの店舗展開をしていたが、2020年の「寝屋川島忠ホームズ店」(大阪府寝屋川市日新町)を第1号として関西へ進出。大阪府京都府兵庫県奈良県で店舗展開を始めている。店舗数は2021年2月期に関東と関西で11店舗を新設するなどし、2022年2月現在で63店舗を数える。

 年商は2022年2月期決算で2,469億円。2021年2月期の2,068億円から20%近く売り上げを伸ばした。2020年2月期の年商が1,595億円だったことを考えると、2年間で1,000億円近く成長した計算になる。この急成長ぶりでスーパー業界の台風の目になっている。

食品スーパー「ロピア」が東海初進出、本巣市の「モレラ岐阜」に出店へ