ノエル、リアムのギャラガー兄弟による喧嘩で破損したギターが、32万5000ポンド(約5100万円)で落札された。

ギブソンエレクトリックギター、赤のES-355がそれで、2009年パリで開催されたフェスティバル「ロック・オン・セーヌ」でのオアシスのステージの前に、バックステージで勃発した2人の喧嘩の最中に壊されたそうだ。ちなみに同バンドはパフォーマンスを行わず、その後、解散に至っている。

先月、オークション会社Artpegesからの出品が発表されていた同アイテム。開始価格は12万5000ポンド(約2000万円)で、同社のジョナサン・バーグ社長は「兄弟2人の間には暫くわだかまりがありましたが、それがバックステージで爆発したのです。ノエルのギターの1つが壊され、グループ解散のきっかけになりました」とコメント。

ちなみに同社の共同設立者アーサー・ペロー氏によると、ノエルオアシスを思い出すから、との理由で同アイテムを処分するに至ったそうだ。

そんな同バンドの解散決定の瞬間についてノエルは最近こう回想していた。

「運転手が車を止めた時に、もうお終いだってなった。安堵なんか感じなかったな。酷い嵐が来るのが予想できたからね。そして解散について根も葉もないうわさがはびこることになるだろうってね」
「最大級のバンドの一つが遂に崩壊した。俺はイングランドに戻ることが出来なかった、報道陣が俺の家に押し寄せて、女房が俺の子供たちとそこにいたんだ」
「だから夜中こっそりと女房を連れ出し、フランスの何処かにいた俺のもとに来たわけさ。そしてようやくイングランドに戻ったら、案の定地獄が押し寄せてきやがった」

一方のリアムは最近、ノエルとは顔を合わせるどころか、ここ10年ほど口を利いていないと話していた。

ノエルに最後に会ったのは10年くらい前のサッカーの試合でだな。残念だよな。良い時間は悪いそれに勝る。そうしておくのが一番だ」