ゆっくり茶番劇」という商標が第三者によって登録された件について、動画投稿者である「柚葉」さんが所属するライバーコミュニティー「Coyu.Live」が20日に声明を出しました。それによると「ゆっくり茶番劇」という商標を放棄するように指示していたということです。その結果が今朝発表されました。

商標権が放棄されるとの報告

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「柚葉」さんが所属するライバーコミュニティー「Coyu.Live」によると、今朝「柚葉」さんより、商標権の放棄手続きを行うとの報告があったということです。

これにより、今まで「ゆっくり茶番劇」という言葉を使うことには許可が必要だった状態だったが、放棄され誰でも使えるようになる。

ネットでは「柚葉」さんに対する批判が殺到しており、爆破予告まで飛び出していた。法的には何ら問題はないにしろ、ネット上での怒りは収まらなかった。

Coyu.Live」のスタンスとしては以下の通り

多くのみなさまに愛されるフレーズを独占し、不当に利益を得ようとした当該会員の行為は、コンテンツを愛するわたしたちCoyu.Liveとしても受け入れられるものではなく、当該会員に対して再三にわたり是正を求める警告と指導を続けてまいりました。

引用:Coyu.Live

また、察するに「Coyu.Live」にも多くのクレームが寄せられており、業務どころではなかったのかもしれない。

ドワンゴの見解(5月20日時点)

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また「ゆっくり系」動画が多数投稿されている、ニコニコ動画を運営する「ドワンゴ」の見解も昨日発表されました。

それによると

<OK>
「【ゆっくり茶番劇】+動画タイトル」や「【ゆっくり劇場】+動画タイトル」のような動画をニコニコ動画に投稿いただくことは、当該商標登録にかかる商標権を侵害することはなく、問題はないと考えている。

<NG>
ゆっくり茶番劇 Part1」「ゆっくり茶番劇 Part2」や、「ゆっくり茶番劇 ①」「ゆっくり茶番劇 ②」等、「ゆっくり茶番劇」と同一または類似のタイトルの下に定期的に異なる内容の動画が投稿されている場合 「ゆっくり茶番劇」と同一または類似の文字列を、投稿者名やチャンネル名など動画の投稿元や提供元の表示として使用する場合

引用:ドワンゴ

※ただし「商標権が放棄」されれば、上記の限りではないと考えられます。(タイムラグがあり)

とりあえず、無事に商標が放棄されれば「ゆっくり茶番劇」騒動は、一件落着ということになりそうです。一方で「ゆっくり茶番劇」というワードが、再度第三者によって商標登録可能な状況はかわりません。

「ギコネコ」「のまネコ」騒動に続き、ネットの創造物に対する商標問題は、毎度のごとく大きな騒動となります。

今回の「ゆっくり茶番劇」騒動は決して「茶番劇」とは言えない、怒涛の結末を迎えることとなりそうです。

Source:Coyu.Live



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「ゆっくり茶番劇」、ついに商標権放棄、茶番劇とは言えない散々たる結末へ