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今月17日、アメリカの男性がマクドナルドの商品「ビッグマック」を毎日食べ続けて50年目の記念日を迎えた。男性は「世界で最もビッグマックを食べた男性」としてギネス記録に認定され、現在もその記録を更新し続けている。これまでに食べたビッグマックの総数は3万2000個を超えていながらも男性は良い健康状態を維持しており、これからも食べ続ける意志を見せているという。『WBAY』などが伝えている。

ウィスコンシン州フォンデュラク在住のドナルドゴースクさん(Donald Gorske、68)は1972年5月17日、近隣にあるマクドナルドの店舗で初めてビッグマックを口にした。この日は初めて手にした自身の車でマクドナルドのドライブスルーに向かい、ビッグマックを3個買って車内で食べたそうだが、ドナルドさんはその瞬間「恐らくこれから一生ビッグマックを食べ続けるだろう」と感じたという。

それからほぼ毎日食べ続けたドナルドさんは自身が食べたビッグマックの箱を全て丁寧に重ねて集めており、購入時のレシートも整頓して保管している。そして1999年に1万5490個のビッグマックを口にし、世界で最もビッグマックを食べた男性としてギネス記録に認定された。その後もドナルドさんのビッグマックへの情熱が冷めることはなく食べ続け、2004年に記念すべき2万個目のビッグマックを食べる際には多くの報道陣やカメラに囲まれながら味わっていた。

自身のギネス記録を更新し続けていたドナルドさんは2018年に3万個目のビッグマックを食べる快挙を達成し、現在は合計3万2340個のビッグマックを完食している。「世界で最高のサンドイッチ」と話すドナルドさんがこの50年間でビッグマックを食べなかったのは、わずか8日だけだった。これは地元のマクドナルド店舗が吹雪のために閉店していたことに加え、ドナルドさんの母親が亡くなったタイミングだったこともあり食べなかったという。

毎日2個ずつビッグマックを食べているドナルドさんだが、それだけファストフードを食べていれば「相当ひどい健康状態なのでは?」と思ってしまうが、ドナルドさんは至って健康な体で過ごしている。妻のメアリーゴースクさん(Mary Gorske)は「医者も夫の健康状態について太鼓判を押しています。血糖値は正常ですし、コレステロールに関しては非常に良いですよ」と明かした。

ドナルドさんは2004年、1か月間マクドナルド商品を食べ続けたモーガン・スパーロックさん(Morgan Spurlock)を追ったドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』に“ビッグマックの専門家”として登場した。映画の中でモーガンさんの健康状態は急激に悪化していったが、これを見てもドナルドさんのビッグマックを食べる手は止まらなかった。ドナルドさんは「私は代謝が良く健康にも恵まれているので、体重をあまり増やさずにビッグマックを食べることができるのです」と話しており、普段から積極的に歩いたりアクティブに活動して健康を維持している。またフライドポテトも大好きだが、カロリーを摂取し過ぎないようにあまり食べないそうだ。

そんなドナルドさんの偉業には、人々から「50年間も食べ続けて健康でいられるのは奇跡的だよ」「月に1回だけビッグマックを食べる他のアメリカ人よりも健康そうに見えるね」「マクドナルドは彼のスポンサーになるべきだ」「全てのビッグマックの箱とレシートを保管しているのは尊敬に値する」など驚きのコメントが殺到した。

ビッグマックを愛するドナルドさんは、2018年に3万個目のビッグマックを完食した際に「3万5000個でお祝いしてくれる人はいないだろうから、次の節目は4万個目だろうね。4万個に到達するには14年はかかるだろうし、その時は78歳になっています。私がどうなっているか楽しみですね」とコメントしていた。

画像は『Metro 2022年5月19日付「McDonald’s lover has eaten a Big Mac nearly every day for 50 years」(Picture: Guinness World Records)(Picture: AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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