世の中には「なぜこんな場所に…?」と、不思議に思ってしまうスゴい飲食店がある。その中でも、この飲食店はスゴさの極みに達している、最強の店と言っても過言はないだろう。
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■う奈ぎ道場
その店「う奈ぎ道場」があるのは、千葉県松戸市の栄町という場所にある。メインの繁華街からやや遠い町はずれにあるうなぎ店だ。
さらに、なぜか人通りの少ない場所なのに「完全予約制」を取っている。予約制というと超高級店をイメージするが、う奈ぎ道場で食べられる料理は、もっとも安いうな重で4,200円と意外にそこまで高額でもない。
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■店主のこだわりがすごい
しかし、店主の鹿野さんのこだわりは高級料理店のそれを超えるものである。予約制を取った理由としては、注文後にうなぎをさばいて焼くだけでなく、ご飯も炊き、吸い物も客ひとりひとりのために作っているからだ。
日本料理の料理人として30年以上のキャリアを持ち、『生間流(いかまりゅう)式包丁 中傳位』の包丁人でもある鹿野さんの技術をカウンターで見ながらうな重の完成を待つことができるのも、う奈ぎ道場の醍醐味だろう。
■どれほどの美味しさなのだろう…
土鍋で炊きあげられたツヤツヤのご飯は、このまま食べても間違いなく最高の味だろう。
炊き立てのご飯とさばきたて、焼き立てのうなぎの組み合わせ、どれほどの美味しさなのだろうか…。
■うなぎを食べる前から感動
こちらが完成したうな重。ちなみに、記者はうなぎを食べる前に「美味しい」という言葉が出なくなってしまうほど感動してしまった。
それはなぜか? 自家製の漬物と、鹿野さん自ら獲ってきた日本在来種のはまぐりを使用したお吸い物の味が泣けるほど美味しかったからである。うな重を頼んでうなぎを食べる前に感動するなんて、そんな体験をしたことは当然ながら今までなかった。
■本当に美味しかった…。
そしてふんわりと蒸してから香ばしくふんわりと焼き上げられた関東風のうなぎ(関西風も選べる)は絶品。炊き立てのご飯との組み合わせも素晴らしい。
うな重はうなぎだけでなく、ご飯や漬物、お吸い物までこだわってこそ最高の物になるということを、きっと食べれば理解できるだろう。本当に美味しかった…。
■YouTubeチャンネルも運営
う奈ぎ道場のようなこだわりの店に「安ウマ」という言葉は失礼かもしれないが、4,200円から日本を代表するレベルの超一流の料理人がひとりずつ作ってくれるうな重を食べられるなんて、破格な贅沢の極みではないだろうか?
鹿野さんはYouTubeチャンネルも運営しており、そこではさまざまな料理に対するこだわりだけでなく、アジのさばき方やゆず大根の作り方など、ためになる料理の作り方も説明されている。お店に行く前に、そちらもチェックしてみるといいかもしれない。
■鹿野さんが解説するゆず大根の作り方
すごすぎるうなぎ店を見つけてしまった。千葉県松戸市「う奈ぎ道場」は、予約制のうなぎ店なんだけどその理由が焼きに時間がかかるからだけではなく、ご飯やお吸い物の準備まで全て予約した人のためにしてくれるから。それなのにお値段はうな重4200円からと、非常に良心的。 pic.twitter.com/cp9KzgzDVX
— 熊田熊男 (@yamasan15588510) May 19, 2022
【う奈ぎ道場】
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