気になっていた韓国カップ麺



スーパーなどで気になっている人も少なくないであろう「カルボナーラブルダック炒め麺CUP」195円(税込)



 即席麺の種類がますます増えていますが、第三次韓流ドラマブームの影響もあってか、「韓国のカップ麺」が人気になっているようです。辛ラーメン、カムジャ麺などヒット商品はいくつかありますが、かわいいパッケージとともに目立っているのが、「ブルダック炒め麺」シリーズスーパーや輸入食材店などで“鳥のイラスト”を見かけて気になっている人も多いことでしょう。このブルダック、皆さんは実際に食べてみたことはありますか?


 今回は、まだ食べたことのない人や、種類が増えていることを知らない人に向けて、実食レポートをしてみたいと思います。


◆世界中の人が試食するYouTube動画で人気商品に
「ブルダック炒め麺」シリーズは、1963年に韓国初のインスタントラーメン「三養ラーメン」を販売した三養食品の大ヒット商品です。韓国料理「ブルダック:火の鶏を意味する激辛鶏肉料理」を炒め麺のスタイルにして2012年に発売されたのですが、当初はまったく売れない空振り商品だったそう。


 ところが、激辛マニアには刺さり、世界中の人々が「ブルダック炒め麺」を試食するYouTube動画「FIRE NOODLE CHALLENGE!!」をきっかけに世界中で注目されるようになったのです。



◆種類は10種類超え。若い人や女性の好むテイストが満載



(左から)「チーズ」195円(税込、以下同じ)、「オリジナル184円、「カルボナーラ」195円、「極辛」184



 カップ麺は2サイズあり、縦長カップヌードルサイズスタンダードで、1.5倍の量が入っているものがBIGサイズです。また、自分だけのオリジナルレシピを作れることがSNSで大人気となり、今では種類も10種を超えているというから驚き。いまや、世界的ブランドに成長しています。


 日本では通常シーズンの場合、オリジナル以外に「チーズ」、「カルボナーラ」、「極辛」、「クリームカルボ」が発売しています。カルボナーラと聞くとイタリアンイメージしますが、一体どんな味になっているのか気になりますよね。もはや韓国料理ではないのでしょうか? そんな疑問を解決すべく、実食してみることにしました。


◆作り方は基本的に日本のカップ麺と同じ



パッケージを開けて封を開くと、液体ソースとかやくが入っている



 カップの封を開き、液体ソースとかやくを取り出します。作り方は基本的に日本のカップ麺と同様ですが、違いを探すとしたら「湯切り口の開け方」。お湯を注いで4分待った後に、箸で三角線の湯切り口をくりぬいてお湯を捨てる方式です。



箸で湯切り口を開くスタイル。国内商品はツメを立てるかシールになっているものが多い



 種類によって若干お湯を残すように指示が記載されているので、よく確認してから湯切りをしましょう。お湯を捨てた後は、ソースとかやくを加えて手早く混ぜ合わせるだけです。


◆もれなく“旨辛”だった!



オリジナルは細麺になっている。うーん、辛そう



 完成したブルダックを一口食べてみたところ、期待通りの旨辛感。そしてしっかり、激辛であることを確認できました。


 辛い物が苦手な人には不向きかもしれませんが、旨味も一緒についてくるため、ただ辛いだけの刺激ではありません。辛さの後にまろやかな旨味がやってくるので、病みつきになるバランス


 この辛さを和らげたい人には、カルボナーラクリームカルボがオススメです。辛さを和らげながら、平麵でとろりとした濃厚クリーム感をしっかり堪能することができます。


カルボナーラは辛さがマイルドに。麺はモチモチ



カルボナーラオリジナルよりも辛さがマイルドに感じる。韓国とイタリアンの融合ではあるが、ちゃんと韓国料理として成立している



 そしていずれの味も共通しているのが、「麺のモチモチ感」。麺にしっかりとした弾力があって食べ応えがあるので、コシのあるうどんを食べてみるような食感を堪能できます。特にカルボナーラクリームカルボは平麺なので、じっくりかみしめたくなるはず。


 この旨辛味とモチモチ麺の組み合わせは、日本のカップ麺とは別世界。新たな選択肢として愛されるのがわかります。そしてこのブルダックシリーズは、手軽なカップ麺以外に袋麺やソース調味料)、そして期間限定の味も登場しているので、ブルダックの世界観を都合に応じて楽しむことができるでしょう。



(左から)「クリームカルボブルダック炒め麺(袋)」195円(税込、以下同じ)、「極辛ブルダックソース」638円、「カルボナーラブルダック炒め麺BIG」305



 個人的には「スタンダード」が一番気に入りましたが、クリーム感を欲する時には迷わず「クリームカルボ」を選びそうです。旨くて辛い韓国料理が好きな方には、自信を持ってオススメします! 辛い料理が苦手な方は慎重にご判断を!


<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ


【スギアカツキ】食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram@sugiakatsukiTwitter@sugiakatsuki12



カルボナーラはオリジナルよりも辛さがマイルドに感じる。韓国とイタリアンの融合ではあるが、ちゃんと韓国料理として成立している