
疲れた自分に、派手なご褒美を。みなさん、コロナ疲れや在宅疲れをためていませんか? 忙しい毎日、たまにはハメを外して、頑張る自分のためにご褒美を与えてあげることも必要です。好きなものを買う、贅沢な食事を楽しむのもよし。
「ド褒美レシピ」のビジュアルがスゴい!
その名は、「ド褒美レシピ」。1kgチーズのとろ~りラザニア、真っ赤なカルボのバラジェニックピザ、くんさきの無限アゲアゲ揚げ……。メニューは全6品で、ドン・キホーテのPB(ピープルブランド)商品である情熱価格を活用した“映え料理”。なんだこれは!? 作ることを想像する前に、度肝を抜くビジュアルとボリューム感に、心をつかまれてしまったのです。これは笑うしかないし、確かに元気が出そうです。そこで今回は、ド褒美レシピ誕生のきっかけやねらいについて、ドン・キホーテの広報担当者に話を聞いてみました。
さらに本質を理解した上で、勝手に“ド褒美風メニュー”を考案。料理初心者でも現実的に作りやすく、ひとり暮らしでも余らない「ド褒美風焼肉どんぶり」をご紹介をしたいと思います。
とにかく目を引きたかった
まずはじめに、このド褒美レシピ誕生のきっかけについて、ドン・キホーテを運営する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス・PBマーケティングチームの小出まどかさんに話を聞きました。見るだけでドン・キホーテらしいなと瞬時に思いましたが、このド褒美レシピはどのようにして生まれたのでしょうか?
「誕生の一番のきっかけは、『情熱価格商品をもっとお客様に知ってもらいたい!』という思いからでした。ど熟考と議論を重ね、『目を引くこと』『興味を持ってもらうこと』を軸に、ビジュアルを重視した、ご褒美のようなレシピを作ろう!という結論に至りました。また、『ご褒美』と情熱価格のアイコンである、『ド』をかけた『ド褒美』というワードを採用しています」(以下、小出さん)
店内に足を運ぶと、この「ド」のマークが店内で続々増えているような印象を受けます。それもそのはず、2009年に誕生したドンキのPBブランド「情熱価格」はこれまで4700点以上を展開、売り上げはここ3年で2倍に成長しています。
ストレスを感じるすべての人に捧げたい
パンケーキや揚げ物のボリューム感のあるビジュアルを見ると、「ド褒美レシピ」のターゲットはファミリー層かなと思いましたが、もっと広いくくりであることもわかりました。
「ストレスや葛藤の多い現代社会を生きるすべての人がターゲットです。独り占めしても、家族や友人とみんなで分け合っても、みんなが楽しいレシピを目指しました。お子様と一緒に楽しみながら作れるものもご用意したので、おうち時間にもピッタリです」
このあたりの細かなことを気にしないおおらかさこそが、ドンキらしさとも言えそう。とにかく楽しさ最優先というのは、混沌としていて疲弊しがちな社会において個人的には大賛成ですし、このレシピをきっかけに家族や恋人・友人との関係性がドっぷり深まれば、極上のリフレッシュになること間違いありません。
「クレイジーな料理をお腹いっぱい食べて」
では、このメニューを上手に楽しむコツはあるのでしょうか?「ぜひ頭を空っぽにして挑んでいただきたいです! 途中で『あれ、なにやってんだろ』と我に返るかもしれません。しかし、我に返らず、最後まで楽しみきるのが理想です。正直なところ、かなり手間のかかる部分もあるのですが、その過程すら楽しんでいただければと思っています。手間暇かけて作ったクレイジーな料理たちをお腹いっぱい食べて、幸せな気分になってくれると嬉しいです」
こう言い切られてしまえば、気合いを入れて料理をしたくなってきます。各レシピは特設サイトで丁寧に紹介されていますから、材料をそろえて実践してみるのもよいでしょう。
しかしながらやっぱり「もう少し現実的なメニューがあったらいいのに……」と感じる人もいるでしょう。そこで私が勝手ながらに、“ド褒美風のお肉どんぶり”を考えてみました。ひとり暮らしでも無理なく準備ができると思うので、ぜひ試してみてください。
ド褒美風!焼肉どんぶりの作り方
実はドンキの焼肉のタレが安くてとってもウマいのです。他のタレとは一味違う風味やテイストが特徴で、600~700gのボトルサイズで値段は322円(税込)。この金額であれば安心してドバドバ使えるのではないでしょうか。ここでは甘辛酸っぱいスリラチャ風のBBQソースを使って牛肉を焼いていきましょう。ドンキは精肉などの生鮮品にも力を入れていて、がっつり食べてもお財布に優しいお肉を選択することが可能です。

ご飯の上にたっぷり乗せて、できあがり!
この肉をBBQソースで好きなだけ焼けばOK。合わせて温かいごはんをどんぶりによそっておきましょう。肉はフライパンで香ばしく焼き、ご飯の上にいつも以上にたっぷり乗せてしまいましょう!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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