最後のお別れは、しめやかに…。そんな伝統も、最近では少しずつ変わりつつあるようだ。ある葬式にDJが参加し大いに盛り上げたことを、『LADbible』などの海外メディアが伝えた。
■葬式に現れたDJ
イギリス・バーミンガムにて執り行われた葬式にて、人々があっと驚くような出来事があった。
墓地では参列者たちが暗く沈んだ表情で故人との別れを悲しんでいたが、その場にいたDJが音楽を流したところ状況が一変。墓地はまさにクラブと化し、人々の表情もパッと明るくなったのだ。
陽気な音楽に癒やされたのか、参列者たちは激しいダンスを開始。まさにパーティのような状況で、陽気に踊りを楽しんだ。
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■「良いと思う」の意見
この様子をとらえた映像がSNSで話題になってからというもの、人々の意見は割れている。
視聴した人たちの一部は、「良いアイデアだと思う」とこれを絶賛。「故人も天国でにっこり微笑んでいると思う」「楽しいお別れの場になった」「DJに来てもらうのは素晴らしいアイデアだ」という意見もある。
■「これはちょっと…」の声も
「良い」という人がいる一方、「多くの人が眠る墓地で騒ぐなんて不謹慎」という声もあった。「踊るのなら、通夜で踊るほうがいい」「他人の墓に足が当たっているではないか!」というコメントもある。
「ダメだ」という意見は、同じ墓地で眠る人たちに対する敬意が足りないと考えた人たちから出たもののようだ。
■過去にもユニークな例
数年前には、アイルランドで暮らしていた男性が死が近いことを知り、「葬式に来る人たちに笑ってもらいたい」と考えた。
そこで男性は死ぬ前に自分の声を録音し、家族に頼んで葬式の場で再生してもらうことに。「ここから出して!」「暗いよー」という男性の声や自慢の歌声を聞いた参列者が吹き出す様子に、遺族も大満足したという。
泣いて見送られるか、それとも明るく送り出してもらうか。死を迎える人たちの願いに寄り添う葬式も、最近では増えているようだ。
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