「ゴミ袋の中身」というのは、いわばプライバシーの塊のようなもの。しかしゴミ袋は透明のものが使用されているため、決して意図したワケでなくとも、つい中身が目に入ってしまうケースも起こり得る。

現在ツイッター上では、ゴミ捨て場にて発見された「想像力を刺激するゴミ」が話題となっているのをご存知だろうか。

【話題のツイート】一体なぜこんなものが…


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■袋の中にあったのは巨大な…

注目を集めているのは、芸能活動の傍らで「捨てられた椅子に座る」という一風変わった活動をしているスミマサノリ氏が投稿した一件のツイート

投稿本文には「近くにマジシャン住んでるな」とだけつづられており、添えられた写真を見ると、ゴミ捨て場に置かれたゴミ袋の様子が確認できる。

ゴミ捨て場

そして透明なゴミ袋の中にはなんと…明らかに通常のタイプよりも数倍サイズの大きい「トランプ」の札が、大量に詰め込まれていたのだ。


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■「マジシャンもゴミ出しするのか」

侍といえば刀、理系の学生といえばチェック柄のシャツといった具合に、職業や肩書きから「特定のアイテム」を連想する人も多いかと思うが、やはりマジシャンといえば「トランプ」であろう。

もちろん「シルクハット」や「鳩」も捨てがたいのだが、漫画やアニメにおける「マジシャンっぽい風貌のキャラ」の大半がトランプを武器として使用していることからも、やはりマジシャンの基本装備といえばトランプ。

スミ氏のツイートは投稿からわずか数日で1万件以上ものRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「トランプマンの可能性もありますね…?」「マジシャンもゴミ出しするのか…」「どうせならマジックで消してほしかった(笑)」など、反響の声が相次いでいる。

果たしてスミ氏はどのような場所で、こちらのシチュエーションに遭遇したのだろうか。詳しい話を聞いてみると、なんとも切ない「舞台裏」が脳裏を過ぎったのだ…。

■発見経緯が既にツッコミどころ満載

前述の通り、スミ氏は「捨てられた椅子に座る」ことを半ば生業(なりわい)としており、今年3月には通算1,000脚を突破という前人未到の領域に到達。4月には、そちらを記念しての写真展を開催したというから驚きである。

スミマサノリ

そうした背景もあってスミ氏は日頃からゴミ捨て場に注目しながら街中を歩いているのだが、ある日国道246号沿いのゴミ捨て場で「目の錯覚かな?」と疑うサイズ感をしたトランプを発見し、思わず撮影したのだという。

スミマサノリ

なお、気になる大きさについては「A3くらいの大きさだったと思います」と振り返っていた。


■人々が「切なくなった」理由に納得

一見するとあまりのシュールさから「笑える」光景なのだが、スミ氏は「見つけたときはすぐに手品が思い浮かび、これを持っていた人はもしかしたらもう手品を辞めてしまうのかな? と感じました」ともコメントしている。

実際、件のツイートには「マジシャン辞めたのかな…」「ひょっとしたらマジシャン『だった』人かもしれませんね」など哀愁を感じさせるリプライも少なからず寄せられていたのだった。

ゴミ捨て場

このように、ゴミ捨て場に置かれている物の中には単なるゴミでなく、見る物にかつての持ち主のバックグラウンドを強烈に想起させるキーアイテムや、決して表舞台には出てこないドラマが多数眠っているのだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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