着陸態勢に入った機内から「ようこそ」というサインが見えると、無事到着した安堵に包まれる人は多いだろう。このたび、目的地とは違う都市名が描かれた写真がSNSに投稿されたことで話題を集めた。『Mirror』『Dailymail UK』など海外メディアが報じている。
■到着地が違っていた?
イギリス・ガトウィック空港はロンドン中心部から南に30マイル(約48キロ)にあり、ヒースロー空港についで2番目に大きな空港だ。しかし、その空港に到着したはずの機内から見えてきたのは「ようこそルートンへ」の文字だった。
この文字を目にした人はパニックに陥ったという。それもそのはずで、ルートン空港はロンドン中心部から北に35マイル(約56キロ)にあり、ガトウィック空港からは100キロ以上もある空港だったからだ。
関連記事:離陸後に副操縦士が衝撃告白「最終試験がまだ…」 飛行機が引き返す事態に
■YouTubeの動画撮影用に作成
この文字が騒ぎになると、チャンネル登録者数が90万人を超えるイギリスの人気ユーチューバーであるマックス・フォッシュさん(27)が、自身の動画撮影のために作成したプランク(いたずら)であると公表。
そして「もし動揺させてしまった方がいらっしゃったら謝罪したい」と語ったそうだ。マックスさんは、ヒースロー空港とガトウィック空港付近の土地を所持する人を一軒ずつ尋ね、使用許可を得てこの文字を作成したのだという。
マックスさんは1つの大きさが8メートル×3メートルの文字14個を作成し、6週間という契約期間中壊れないものにするため、約4,000ポンド(約64万円)を費やしたそうだ。
■人々を笑顔にするプランク
この「ようこそルートンへ」の写真がツイッターに投稿されると、多くの人々の注目を集めた。コメントの中には、実際に「同僚が飛行機の中からこの文字を見かけてパニックになっていた」という人も現れた。
フォッシュさんはしかし「あくまで人々を笑顔にするプランク」としており、このプランクがうまくいってくれたことを喜ばしく思っているという。
ガトウィック空港利用時、着陸90秒前に左側の窓から見えるというこの文字は、あともうしばらくの間楽しむことができるそうだ。
■機内から見える違う到着地
Flying in to Gatwick, just before landing this is what is out the left window… great prank, deffo at Gatwick 🤣 pic.twitter.com/UAvbSEPzwV
— Abbey 🚑 (@abbdesmond) May 21, 2022
・合わせて読みたい→機内トイレのゴミ箱から赤ちゃんが発見 20歳母親を遺棄の疑いで逮捕
コメント