パリ・サンジェルマンPSG)と契約を延長したフランス代表FWキリアン・エンバペが、残留を決断理由について明かした。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 PSGとの契約が2022年6月30日までとなっていたことから、去就に大きな注目が集まっていたエンバペ。一時はレアル・マドリードへの加入で合意報道も出ていたが、最終的には2025年まで3年契約延長の運びとなった。

 PSGと契約を延長したエンバペは「先週、残留することを決めた」ことを強調しつつ、「まず、レアル・マドリードの会長(フロレンティーノ・ペレス)と話をした。なぜなら、彼とクラブのことをとても尊敬しているからね。行かないと決めたことを直接伝えたことは重要だったと思う。いい選手になるためには正直になる必要がある。いい関係を築けていると思うから良かったと思う」とペレス会長と話したことを明かした。

 一方で、「将来何が起きるかは決してわからない」と語ったエンバペレアル・マドリードプレーする夢は終わったのかと聞かれると、「決して終わらない」と返答。それでも、「将来について考えることは諦めた。現在のことについてのみ考える。そして、今はパリ・サンジェルマンで新しい3年契約に署名したところだ」とPSGに集中していることを強調した。

 なお、PSGとの契約延長を決断した理由については「自分の国を離れることは正しいことではない。これには感情的な側面がある。進行中のプロジェクトも変更された。それもここにとどまりたい理由になった。なぜなら、僕の話はまだ終わっていないからね。それらは僕にとって集合的かつ個人的に当てはまる。書くべき素晴らしい章がまだまだあると思う。チャンピオンズリーグで優勝もしたいしね」と語った。

PSGと契約延長をしたエンバペ [写真]=Getty Images