波瑠が、7月スタートのフジテレビ系“月10ドラマ”「魔法のリノベ」(毎週月曜夜10:00-10:54)で主演を務める。同作は、住まいに新たな価値を創り出す“住宅リノベーション”がテーマの、人生リノベーションお仕事ドラマ。依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という“魔物”に主人公たちが立ち向かい、毎話、五感と機転と根性を駆使したリノベ提案という“魔法”で、スカッと華麗に解決していく。原作は、星崎真紀による同名漫画。2021年に好評のまま連載を終えたが、2022年に「JOUR」(双葉社)5月号より令和版の新連載がスタートしている。また、脚本は劇団・ヨーロッパ企画上田誠、演出は瑠東東一郎と本田隆一が担当する。

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■波瑠の“バディ”に間宮祥太朗

波瑠が演じるのは、大手リフォーム会社で営業成績抜群のエースの立場にありながら、ワケあって男だらけの福山家が営む「まるふく工務店」に転職してきた主人公・真行寺小梅(しんぎょうじ・こうめ、30歳)。真面目に仕事に取りくむ一方で、食べることも、寝ることも、趣味の山歩きも、友人と愚痴を言い合う時間も好きという、同世代の働く独身女性を等身大に描いたキャラクターだ。

そんな小梅とタッグを組む福山家の長男・玄之介(げんのすけ、33歳)を、間宮祥太朗が演じる。玄之介は、脱サラして家業の「まるふく工務店」で営業職として働き始めるも、人の良さからくる押しの弱さでいまだ成約はゼロ。さらに、女性にも振り回されがちで、バツ2で7歳の息子を養うシングルファザーだ。物語が進むにつれて、玄之介がさらにこじれた人間関係に巻き込まれていることも発覚する。

波瑠と間宮の共演は、「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(2016年、フジテレビ系)、「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(2020年、日本テレビ系)以来、3回目となる。

■“梅玄コンビ”が依頼人の人生を後押し

小梅は、玄之介の教育係も兼ねて彼とコンビを組むことに。元大手の営業エースと営業成績0点という凸凹営業コンビでありながら、実はそれぞれ自分自身の人生にリノベが必要なこじらせコンビ。正反対な部分もあれば共通点もある2人は、ツッコミ・ツッコまれの、まるで夫婦漫才のような会話劇を繰り広げる。

そして、そんな2人が、夫婦関係、風水、事故物件、防犯など、さまざまな問題を抱える依頼人のために五感と機転と根性を駆使した住宅リノベ提案で、依頼人や家族すら気づいていない悩みや問題を解決し、彼らの人生を後押ししていく。

■波瑠コメント

私が演じる小梅は、誠実にお客様と向き合う、実直な頑張り屋さん。でも、決して世渡り上手ではなく、ちょっと不器用なところがあり、ちゃんと真っすぐにぶつかって、失敗して、学んで、成長していく、そんな魅力的な人物です。この作品はただのお仕事ドラマではなく、家を通して人を見たり、人を通して家を見たりしながら、自分や目の前にいる人の新たな一面に気づかせてくれる、人と人との温かさを描いたドラマです。リノベーションという魔法をかければ、お客様が淡く抱いた夢をかなえるお手伝いができるという点でも、ものすごく希望溢れる作品になる気がしています。毎回ゲストの方と本当のお客様に向き合うつもりでコミュニケーションを取りながら、小梅を演じていけたらなと思います。

バディを組む間宮さんは、派手でやんちゃなイメージを勝手に持っていたのですが、以前ドラマでご一緒した際、とても男気があって、落ち着いていて、すごく誠実に作品に向き合う方で、ものすごく頼りにしています。先日、監督やプロデューサーと作品について話し、チームの情熱を感じているので、私も気合を入れて取り組みたいと思います。

間宮祥太朗コメント

僕が演じる玄之介は、たくさんの困難に、打たれても打たれても完全には折れない“強さ”があります。ただ、その核となるものに逃げずに向き合えているかというとそうでもなく…そういった未熟な部分が、波瑠さん演じる小梅との出会いでどう変化していくのか。お互いに足りないものを補い合う、絶妙な営業バディ感を見せていけたらと思っています。2人が掛け合う場面は、空気感を損なわずに、ちょっとクスっとなるような、コメディースパイスをいれた楽しいシーンにしたいです。

波瑠さんとは以前に共演させていただいて、お互いに信頼と尊敬を持って一緒にシーンを作れたなと思える存在。すごくしっかりしていて、ストイックに自分を追い込んでいく役者さんだなと思います。きっと興味がそんなにないだろう僕の話も話題を広げてくれますし、話しやすくてとても信頼しています。このドラマはリノベというテーマがあり、営業するお仕事ドラマでもありますが、依頼人にはそれぞれの生活があって悩みや希望があります。テレビを見ている人たちも、それぞれ自分自身の家や生活、日常と照らし合わせながら見てくださるといいなと思います。ぜひ、お楽しみに!

■原作者・星崎真紀コメント

「ドラマ化希望です!」という感想をいただくことが多い作品です。うれしく思いながらも「いやいや、ビフォーアフターどうやって作るの」「いやいや、どんだけ予算必要なの」と心の中で打ち消していました。ところが令和になりその勇者は現れたのです。まるで女性漫画の主人公のようにさっそうとした岡光Pが連ドラにしてくださると言うのです。しかも小梅を波瑠さんが!? 玄之介を間宮祥太朗さん!? 演出が瑠東東一郎さんで脚本が上田誠さん!? もう楽しみでしかありません。ドラマオリジナルの話もあるそうで、わたしも負けてはいられませんので令和版の連載、頑張ります。

■岡光寛子プロデューサーコメント

波瑠さんと間宮さんが演じる“梅玄コンビ”は、20代、目の前の仕事を一生懸命頑張ってきたにも関わらず、人間関係でいろいろあって一度は心がポキッと折れちゃった者同士。そんな2人が出会い、新しい職場、新しい環境の中で、時にはぶつかり合いながら、住宅リノベの依頼人と家と自らの人生を“再生”していきます。

ステイホーム中に家や家族、仕事や人生について立ち止まって考えた方も多いと思います。かくいう私もその一人。“住まいは人生”というように、家のことを考えることが自分の生き方と向き合うきっかけになりました。実直なお仕事ドラマに、ちょっぴり遊び心とクセを付け加え、ヒューマンとコメディーが行き交う楽しい世界観の作品になりそうです。先日、波瑠さんと間宮さんお二方がそろい、小梅と玄之介に息が吹き込まれた瞬間、とてもわくわくしました。不器用だけどかわいげのある2人が成長していく姿を、一緒に笑って泣いて、見届けていただけたらうれしいです!

7月期ドラマ「魔法のリノベ」に出演する波瑠、間宮祥太朗/ (C)カンテレ