リヴァプールエジプト代表FWモハメド・サラーが、自身の去就に言及した。25日にイギリス紙『Liverpool Echo』が伝えている。

 現在29歳のサラーリヴァプールの現行契約は2023年6月30日で満了を迎える。リヴァプールは契約延長を望んでいるものの、サラープレミアリーグでもトップクラスの給与を要求していると噂されており、延長交渉は難航している。

 フリートランスファーでの退団を避けるため、リヴァプールが今夏にサラーを売却する可能性も指摘されている。ただ、サラー自身は「来シーズンも確実に残る」と宣言。チャンピオンズリーグ(CL)決勝レアル・マドリード戦に向けた会見で、次のように語った。

「今は契約のことは重視していない。自分勝手にはなりたくないんだ。チームにとっては大事な1週間だ。ヘンド(ジョーダン・ヘンダーソン)がトロフィーを手にするのを見たいし、その後はできれば僕にも渡してもらいたい(笑)。僕は来季も確実に残るよ。それは明らかだ」

 また、サラーは4年ぶりにCL決勝でレアル・マドリードと対戦する大一番に向けてもコメント。前回対戦で前半途中に負傷交代を強いられたエースは、リベンジに向けて意気込みを示している。

「日曜日(プレミアリーグ最終節)に起こったことを考えると、誰もがチャンピオンズリーグを勝ち取るためにモチベーションを高めているよ。僕たちはこのために戦っているし、みんな興奮している。チームとして良い結果を残せているし、僕も良いシーズンを送っている。僕はただチームを助けようとしているし、それが僕にとって一番大事なことなんだ」

「僕はただ、チームを助けることだけを考えている。あの時(4年前)は本当に落ち込んだ。いいシーズンを送っていて、チャンピオンズリーグの決勝まで来たのに、その後に負傷退場してしまった。選手として最悪の出来事だった。あんな負け方はできないよ」

 リヴァプールvsレアル・マドリードは、日本時間28日28時(29日4時)にキックオフを予定している。

リヴァプールとの契約延長交渉が難航するサラー [写真]=Getty Images