「パパ活」。当初は若い女子と富裕層が互いの隙間を埋めるべくマッチングしていたが、コロナ禍で金銭ゲームの様相が激化。富める者と富まざる者の格差が急速に広がり、生業としたい者も流入した。今や荒廃した市場でパパ活の実態を調査した。

◆未成年・初心者を狙って……。詐欺グループがパパ活女子を餌食に

 最新のパパ活事情に詳しいパパ活プロデューサーゆうと氏は、パパ活隆盛の陰で、魑魅魍魎の潜む闇も濃くなっているという。

出会い系サイトで安価な援助交際をしていた層がパパ活になだれ込み、現在、相場の下落を引き起こしていますが、パパ活女子たちを狙っているのは彼ら援交男だけではありません。

 この2年ほどで詐欺に遭うパパ活初心者が続出中で、特に目立つのは、アプリ経由で会った男に『パパ活より稼げる方法があるよ』と持ちかけられて10万円単位の高額な情報商材を買わされるパターン。若くて社会人経験が浅いパパ活女子は、詐欺師にとって格好の餌食なのです」

 ゆうと氏は続ける。

「情報商材詐欺グループの男性プロフィール欄には、総じて『オトナの関係に興味ありません』という文言が……。コピペなんでしょうね」 

◆未成年のコに大量の酒を飲ませて近隣トラブル

 もちろん、カネだけでなく若い肉体も標的になり、未成年女子に魔手が伸びることすらあるようだ。

「『食事のみで手当を出す』と言葉巧みに、六本木や麻布十番のマンションの一室に誘い出すケースもありました。そこではパーティが開かれていて、同様に集められた女性と複数の男性たちが乱痴気騒ぎをしているんです。

 参加男性は、主催者にカネを払っていますが、女性は報酬ゼロ。主催者が未成年のコに大量の酒を飲ませて近隣トラブルを起こし、警察が踏み込んだ事例も。

 ただパパ活女子も『ラクしてカネがもらえる』という下心があるので、泣き寝入りするケースがほとんどです」

◆刑事事件に発展するケース

 さらに、金銭トラブルの結果、刑事事件に発展するケースも。

「今年1月には、池袋のラブホテルで82歳のパパ活男性が殺害されるなど、パパ活絡みの事件は多く発生しています。今後、アプリやサイトに法的規制がかかるのではないかと危惧しています」

 悪質なプレイヤーも存在するパパ活市場。女性を守る術はあるか。

【パパ活プロデューサー ゆうと氏】
2000人を超えるパパ活女子が登録しているLINEグループを運営。パパ活をする際の心構えや、トラブルへの対処法をアドバイスする

<取材・文/真島加代(清談社)>

―[激変するパパ活]―


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