アメリカの都市部で着実にその生息域を広げ、お騒がせ街道まっしぐらのアライグマ。下水道の格子に詰まったり、屋根に突き刺さったりと、人間の手を借りなければならない状況に陥っている個体が多く確認されている。
で、またしてもやりおった。屋根をかじって中に突入しようとしたものの、体が詰まってしまって、屋根に突き刺さった状況アゲイン。
アメリカ、カリフォルニア州サンタクルスで、野生動物緊急サービスセンターに地域住民からの通報があった。
屋根をかじって中に侵入しようとしたアライグマが、道半ばで詰まってしまい、動けない状況になっているという。
このままでは窒息してしまう可能性があるため、緊急を要する。一刻も早くこの状態から助け出さなければならない。
センターの職員は、住民にアライグマを押し出す方法を指示したところ、アライグマは無事脱出することに成功したようだ。
センターによると、このアライグマは母親で、近くで赤ちゃんと再会したという。
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センターはこの家の所有者をサポートし、アライグマの親子が安全かつ人道的に適切な場所に移動させるためのバリアを設置する予定だという。
アメリカで、経済的に最も重要な狩猟対象となっているアライグマだが、ペットとして飼う人もいて、国民的な動物として昔から広く愛されている。
自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいるそうだが、個体数が増加したり、感染症のリスクがあるため推奨されていない。
Raccoon stuck in roof in Santa Cruz
written by parumo
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