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きょう27日(金)、東海に発達した雨雲がかかり、非常に激しい雨を観測した所がありました。発達した雨雲は、次第に東へ移るでしょう。関東甲信から北海道も大雨の恐れがあります。

東海で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を観測

きょう27日(金)、上空に寒気を伴った低気圧、いわゆる寒冷渦が、日本海を進んでいます。本州を気圧の谷が通過中で、別の低気圧が東海付近を進んでいます。日本のはるか東に中心を持つ高気圧周辺の暖かく湿った空気が、気圧の谷や低気圧に向かって流れ込んでいます。

東海付近に発達した雨雲がかかっています。愛知県新城市では、午前5時45分までの1時間に54.5ミリ、西尾市一色町では午前0時23分までの1時間に53.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。いずれも5月の1位の値を更新しました(統計開始は新城市は2002年、西尾市1976年)。
愛知県田原市では、午前6時20分までの24時間降水量は、186.5ミリで、たった24時間で、5月の平年の降水量を超えました。

発達した雨雲は東へ 関東甲信~北海道も大雨の恐れ 土砂災害などに警戒・注意

発達した雨雲は次第に東へ移る見込みです。
東海では、朝9時頃まで雷を伴って非常に激しい雨が降る所があるでしょう。関東は朝から昼頃にかけて、東北は昼前後、北海道は昼過ぎから夜の初め頃が雨のピークです。雷雨や激しい雨が降ることがあるでしょう。
東海では、これまでの雨で、すでに地盤の緩んでいる所があります。関東甲信から北海道も大雨の恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。

東海で非常に激しい雨 5月の1位を更新 雨雲は東へ 関東甲信~北海道も大雨の恐れ