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関東や東北では「大雨警報」が発表されている地域があります。東京都心では27日午後0時03分までの1時間に34.5ミリの「激しい雨」を観測しました。関東ではこのあと数時間、東北も夕方ごろまでが雨のピークとなりそうです。土砂災害や低い土地の浸水などに警戒・注意してください。

関東・東北に「大雨警報」 福島県には「土砂災害警戒情報」

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低気圧や気圧の谷の影響で、関東地方東北地方を発達した雨雲が通過しています。きょう(27日)午後0時30分現在、雨脚が強まっているのは、茨城県栃木県福島県宮城県秋田県などです。このあと数時間は、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る予想です。
関東では、東京都心で、午後0時03分までの1時間に34.5ミリの激しい雨を観測しました。都心での1時間に30ミリ以上の激しい雨は、今年初めてです。関東で雨のピークは過ぎつつあり、発達した雨雲は、西から東へ移ってきています。
一方、東北では、福島県白河市で、午前11時56分までの1時間に30.0ミリの激しい雨を観測しています。また、所々で1時間降水量が、5月として最も多い記録を更新しています。東北の雨は、太平洋側が中心で、これからの昼過ぎの時間帯にピークを迎えるとみられます。

午後0時30分現在、「大雨警報」と「洪水警報」が、東京都埼玉県福島県のそれぞれ一部に発表されています。また、福島県には「土砂災害警戒情報」が発表されています。土砂災害警戒メッシュの図でも、福島県内に紫色の「非常に危険」のエリアが分布しています。土砂災害、低い土地の浸水や、道路の冠水、川の増水や氾濫に警戒・注意が必要です。

雨雲は次第に東へ抜けて、天気は急速に回復する見込みです。ただ、雨がやんだ地域でも、山の斜面や、増水した川の近くなどには近づかないようにしてください。

都心でも「激しい雨」を観測 関東・東北では大雨警報も 土砂災害などに警戒・注意を