ナイフ

祖父の過去を知り、許せなくなった孫。ついには抵抗できない祖父の顔などを何度も刺し殺害してしまったことを、『Metro』などの海外メディアが伝えた。


■凶行に及んだ20代の孫

イギリスで暮らす男(25)の祖父(74)は、少女たちに対する性的虐待を繰り返した過去があった。祖父のそんな悪行を知った男は腹を立て、ひどい嫌悪感を抱くようになったという。

男の憎悪は増すばかりで、昨年1月には祖父への怒りが爆発。男はキッチンナイフを持って祖父の寝室に侵入し、容赦なく刺した。襲われた祖父は数年前に卒中を起こし、体が不自由な状態だった。若く力も強い孫に抵抗することは、ほぼ不可能な状態だったそうだ。


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■祖父の死

男は老いた祖父の顔面や首を執拗に狙い、何度もナイフを突き刺し致命傷を負わせた。犯行が終わるなり祖母に声をかけ、「じいちゃんを殺した」と告白。母親にもメッセージを送信し、「殺した」と伝えていた。

ほどなくして救急車が到着したが手遅れで、祖父は死亡。男はそのまま警察に身柄を確保された。

■複雑だった家庭環境と暗い過去

殺害された祖父は素行が悪く、祖母を手荒く扱うこともしばしばだった。さらに女癖も悪く、何度も浮気に走り祖母を苦しめていたのだという。

男の子供時代も平穏とはほど遠く、しだいに生活態度が荒れるように。15歳の頃には少女に対する性犯罪を起こし施設に送られ、自閉症と診断された。釈放後しばらくすると男は祖父母の家に移ったが、「死にたい」と口走ることもしばしばだったと、複数メディアが伝えている。


■「変質者とは縁を切る」約4割

Sirabee編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、全体の37.4%が「家族が性的に変質者だとわかったら縁を切る」と回答した。

家族が性的に変質者だとわかったら縁を切る人の割合

孫とはいえ、男はすでに20代。性犯罪を起こした祖父と縁を切る道もあったのかもしれないが、精神的に不安定な日も多く、本人もずいぶん苦しんでいたようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代男女1,732名(有効回答数)

孫が祖父の顔面をめった刺しにして殺害 許しがたい過去を知り逆上