おもちゃ屋・トイショップ

家族で外出した際に、子供が店の物を壊してしまったとしたら…。せっかく子供を連れて出かけたのに悪夢のような経験をした親がいること、また店側の対応を、『AsiaOne』などの海外メディアが報じている。


■おもちゃ屋でまさかの出来事が…

22日夕方のこと、香港で暮らす男性が妻と息子2人を連れて、おもちゃ屋に足を運んだ。するとスマートフォンに着信があったため、男性は電話に出るためいったん店の外に出たという。

だがその直後、大きな音が響いたため慌てて店内へ。そこには、バラバラに割れた人気キャラクターの像の前で立ち尽くす息子の姿があった。


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■大金を支払うはめに…

1.8メートルの大きな像が倒れた理由について、店員は「息子さんが蹴ったからですよ」と主張。男性たちはそれを信じ弁償することを決め、3万3,600香港ドル(約54万円)を店に支払った。

この像の小売価格は5万2,800香港ドルだというからずいぶん安くしてもらったとはいえ、両親にとっては想定外の痛い出費になった。

■監視カメラの映像に衝撃

しかし監視カメラの映像を確認したところ、息子が像を蹴った事実はないことが明らかになった。

その日の店内は大勢の客で賑わっていたため、息子は人にぶつからないよう後方に移動。少し動いた瞬間に像に背中が当たり、像は倒れてめちゃくちゃになってしまったのだ。

にもかかわらず「故意に商品を蹴った」と息子を責めた店に、男性と妻はひどく腹を立てた。


■店側の主張

店側は、24日にSNSを更新。両親に支払ってもらったお金の額に触れ、小売り価格よりも低いなどと書き込んだ。

しかし誤解があったことは認識しているようで、両親に連絡したことも公表。今後はしっかり話し合い解決を目指すこと、「この経験から学びたいと思います」とも書いている。

意図的ではないにせよ、息子が像に当たったことは間違いない。「わざと像を蹴った」と言われた息子は気の毒だが、非が全くないかどうかについては意見が割れそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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