2022年1-3月期に世界中で売れたテレビの半数が、韓国の会社であるサムスンとLGのものだったと発表された。この報道に、韓国は狂喜乱舞している。

 かつては、家電品は、精密かつ故障が少ない日本製が人気だった。しかし、故障の少なさゆえに、かなりの期間使用できた。長く使えることは消費者にとっては喜ばしいことだが、販売者になると儲からないということ。

 次々に日本のメーカーは、生活必需品:白物家電業界から撤退した。白物ではないが、テレビも同じことである。しかし、4Kや8Kなど最新技術を要するものは、日本人技術者が開発に携わっている。ほそぼそと作られている日本製のテレビはやはり長持ちする。そして、それだけに高価だ。

 若者のテレビ離れは加速している。それは、パソコンスマホタブレットといったテレビという場所を取る家具ではないもので、リアルタイム視聴することができるから。自分にあったもので、自分の生活に合わせてテレビを見る。世界的にそんな風潮になってきている。そんな中で、韓国製テレビが売れるのは、ズバリ「安いから」だ。お手頃価格。家具としてのテレビを必要としている世代は一定数「まだ」いる。アンテナをつないでいないのに、とりあえず、4K8K対応のテレビを「試しに」買って置く、コロナ禍においてのバブリーな人もいる。

 見るか見ないかわからないのに、さらに単なるインテリアという存在のテレビに、お金をかけるだろうか。だったら、安い韓国製で充分なのだ。

 そんな背景をまったく無視して、売れ行きだけで狂喜乱舞してもしかたあるまい。儲かるのは会社。またはそこに勤めている国民のごくごくわずか。世界のニーズ1位とりましたしか、お金が落ちてこない韓国人プライドなのだ。実に、安っぽい自己満足である。

 (筆者はかつて、家電付きアパートに住んでいたことがあって、洗濯機が、SAMSUNGだった。遊びに来た友人が、天真爛漫な笑顔で、Gがあると、ん゛って踏ん張らなきゃならない発音の国なんだね~と言った。確かに、Gはいらない気がする)

フィリピン・マクタンセブ空港に置かれているLGテレビ(2022年5月11日)