6月はジューンブライド。そこで日刊SPA!では反響の大きかった記事の中から厳選した、とんでも結婚式ベスト10を発表。結婚式の前後に巻き起こった驚きのエピソード第2位はこちら!(初公開2020年6月25日 集計期間は2018年4月~2021年12月まで)
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 結婚式のご祝儀は、受付でご祝儀袋にお金を入れた状態で渡すのがマナー。受け取った側もその場で中身を見るのは失礼にあたるため、後で確認するのが一般的だ。

 ただし、困るのはご祝儀袋だけで肝心のお金が入っていないケース。ごく稀にそういうことがあるらしいが、かといって本人に「中身が入っていないんですけど……」とも言いにくい。そのため、何も言わずにそのまましておくことも珍しくない。

◆会費制の披露宴だったから、カラご祝儀を未遂で阻止

 だが、そうした心理につけ込んで毎回カラご祝儀で結婚式に出席していた不届き者も。食品メーカーに勤める金藤誠さん(仮名・38歳)が出席した会社の部下の披露宴でも起きたそうだが、このときは未遂で終わったという。

「ご祝儀制ではなく会費制で、受付で財布や封筒からお金を出して直接渡していたからです。私が並んでいた受付の先頭にいた女性はそれを無視。封筒のまま渡して立ち去ろうとしたのですが、その場で中身を確認した受付係に呼び止められていました。このときの女性の挙動があまりに不審で、受付を担当していたのは新婦の同僚で私の部下でもあったので何があったのか尋ねたら『封筒にお金が入ってなかった』って。けど、そのときはそんなこともあるんだなという程度にしか思っていませんでした」

 ちなみに披露宴が行われたのは、会費制が主流の北海道。領収書が発行されるなどのローカルルールがあり、ご祝儀制が一般的な道外の結婚式とはちょっと違う。

「その女性は新婦が首都圏の大学に通っていたときの友人だったそうで、北海道結婚式スタイルをあまり知らなかったみたいです。ただ、これは新婚旅行明けに出社した新婦本人から後日聞いた話ですが、彼女が出席したほかの友人たちの結婚式でもご祝儀袋の中身が入っていなかったそうなんです。だから、受付での出来事も『確信犯かも…』と話していました。会費制だから大丈夫だと安心してたみたいですけどね」

 しかし、彼女にとっては本来払うべき披露宴の会費も予想外の出費だったのかもしれない。二次会では元を取ろうと思ったのか、一緒に出席した大学時代の同級生グループの輪から離れ、新郎の友人たちに猫なで声で話しかけていたとか。その様子はとても結婚をお祝いしに来た態度ではなかったそうだ。

◆二次会ではお見合いパーティー感覚で男漁り

「私も二次会に参加していたんですが、まるで一人だけお見合いパーティみたいなノリ。あの積極性は大したものとはいえ、あまりにグイグイ来たもんだから男性陣はちょっと引いてるように見えました。それでも鉄のハートを持っていたのか単に空気を読んでいないだけなのかはわかりませんが、彼女はお構いなしに次なる獲物を物色。隣にいた受付係を務めた部下も『結婚式に出会いを求める気持ちは理解できますがさすがにあれは…』って彼女を見て苦笑いしてましたからね」

 あまりに露骨な態度で男漁りをしていたため、彼女の大学時代の同級生たちがたしなめるもこれに逆ギレ。男性と話すときとは別人のようなカン高い声が響き、会場が一瞬ヘンな雰囲気になってしまったとも。

「司会役を務めた新郎友人の機転もあって大騒ぎにはなりませんでしたが、彼女は白い目で見られていました。それ以降はおとなしくしており、二次会が終わると1人ですぐに会場を出ていってしまいました。今まで身内関係や仕事関係、友人などのいろんな結婚式に出席してきましたが、その中でもダントツに印象に残る人でした。スタイルや顔も悪くないのに全体的キツそうな表情をしていて正直もったいないなって。普通にしていれば、いい出会いに恵まれそうなのに」

 二次会での行動以前にご祝儀や会費を出さずに結婚式に出席しようとするのがそもそもの間違い。祝う気がないのであれば出席を辞退してほしいものだ。<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

―[とんでも結婚式ベスト10]―


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