これはある意味、エアバスからの挑戦状?(記者は製作に挫折)

精巧さもスゴイ

2022年5月26日の「全国紙飛行機デー」にあわせ、航空機メーカーエアバスの米国版公式Twitterアカウントが、一枚の画像をアップロードしています。ユニークな形が特徴のエアバスの貨物機、「ベルーガXL」の紙飛行機を作るための製作キットです。

ベルーガ XL」は欧州各地にあるエアバス社の工場で作られたパーツを空輸するために作られました。そのため、胴体の上部がコブのように大きく盛り上がり、まるごと貨物スペースとなっているのが最大の特徴です。

ベルーガ XL」は、従来機のA300ベースの貨物機「ベルーガ ST」の後継機種として、2020年にデビュー。「ベルーガ XL」は双発旅客機エアバスA330をベースに設計され、貨物室の大きさは幅約8.1m、高さ7.5mで、約47mの物体が入る奥行きを持ちます。なお、同社が手掛けるワイドボディ機「A350 XWBシリーズ」の主翼を、ベルーガSTでは片方しか運べなかったのに対し、ベルーガXLは一度に両方を運ぶことができます。

なお、今回エアバスによりTwitter上にアップされた「ベルーガXL」の製作キットは、紙飛行機というよりもリアルなペーパークラフトに近い非常に精巧なもの。航空機のプロという技術集団らしいエアバス社の心意気が伝わるものとなっています。

エアバスの「ベルーガXL」(乗りものニュース編集部撮影)。