ダウンタウン・松本人志

29日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、玉城デニー沖縄県知事の有識者会議での失言がテーマに。松本人志のコメントに、視聴者の注目が集まった。


■「ゼレンスキーです」に批判の声

問題となったのは、25日に同県庁で開催された米軍基地問題に関する会議での一幕。その冒頭に、玉城知事は席に着くなり「ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と挨拶をしたのだ。

ウクライナの置かれている状況を軽視するようなこの発言に、ネット上では多くの批判の声が。直後に「すいません。冗談です」と撤回し、その後の記者会見でも謝罪をしたのだが、これに対しても「よく冗談なんて言えるな」「冗談でも言っていいことと悪いことがある」といった声が寄せられていた。


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■「ここ最近では上位の失言」

この一件について話を振られた松本は、厳しい表情で「僕はこれは、結構悪い失言だと思いますね。ここ最近では、上位に来るなかなかの失言」とコメント。

「沖縄では地上戦もありましたし…」と県の歴史に触れつつ、「それを考えたときに、これ(沖縄と)ウクライナと結びつけてんのか? むしろそっちのほうがまだ、なんかいいぞ」と感じたものの、「冗談」との釈明だったために驚いてしまったと語る。

■その後の釈明にも納得せず

また、大統領の名を持ち出した理由について玉城知事が「席に着くときに、たまたまゼレンスキーさんの話をしていたので」と話したことにも言及。

これを聞き松本は「(席に着く前の)その話って、それもふざけた感じのノリでやってたよね」とさえ感じてしまったという。自身も番組収録前にスタッフと歓談すこともあるとし、「僕芸人やし、(仮に)酒入ってても、あれはやらんぞ」と語っていた。


■視聴者からも「冗談で済まされない」

松本のコメントに、多くの視聴者が反応。ネット上には「そのとおりだと思う。沖縄の歴史を考えればなおさらありえない」「本当に冗談では済まされない」「この発言だけを切り取って批判するのは少し違う気が…」とさまざまな反応が寄せられていた。

のちの会見で「ウクライナの状況を軽んじていることは毛頭ありません」「本当にお詫びを申し上げたい」と語った玉城知事。しかし発言の代償は大きく、さまざまなメディアで報じられ、また一部には辞任を求める声も上がるなど、厳しい状況が続いている。

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(文/Sirabee 編集部・東水 壮太

松本人志、沖縄県知事の“ゼレンスキーです”発言に苦言 「最近では上位の失言」