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きょう5月29日(日)、群馬県高崎市(上里見町)で、最高気温が35℃以上と、全国で今年初の猛暑日になりました。5月中に全国で初の猛暑日が観測されるのは、3年ぶり。今年は梅雨入り前から厳しい暑さとなるため、熱中症に注意が必要です。

全国で今年初 35℃以上の猛暑日

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きょう29日(日)は、本州付近は高気圧に覆われ、広い範囲で晴れています。強い日差しが照り付け、この時期としては暑い空気が流れ込み、山越えの西よりの風(フェーン現象)の影響も加わり、気温がぐんぐん上がっています。

群馬県高崎市(上里見町)では、13時前に、最高気温35.0℃を観測し、全国で今年初の猛暑日(最高気温35℃以上)になりました。急に暑くなるため、こまめに休憩や水分をとり、熱中症には十分に注意しましょう。

なお、昨年(2021年)、全国初の猛暑日6月9日で、福岡県久留米市佐賀県佐賀市大分県日田市の3地点で観測されました。

5月中に全国で初の猛暑日が観測されるのは、2019年5月25日大分県竹田市で35.0℃を観測して以来、3年ぶり。

関東地方が全国で初の猛暑日になるのは、2018年6月25日栃木県佐野市で36.4℃を観測して以来、4年ぶりです。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。

衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

この先の暑さは?

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季節先取り暑さは、あさって31日(火)以降、収まるでしょう。あす30日(月)は東京都心で30℃以上の真夏日となりますが、あさって31日(火)は広い範囲で雨が降り、東京都心や名古屋は23℃の予想です。週の後半は東京都心では20℃に届かずヒンヤリする日もありそうです。

日々の気温差が大きくなります。体調管理にご注意下さい。

全国で今年初の猛暑日 群馬県高崎市で最高気温35℃以上 5月中の猛暑日は3年ぶり