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きょう29日(日)、三重県津市で「蜃気楼」が出現。津市の海岸から、景色が上にのびたり反転したりしている様子が確認出来ました。まさに、「三重県でも見えた蜃気楼」となりました。

伊勢湾に蜃気楼

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蜃気楼というと、日本海側の富山湾が有名ですが、実は伊勢湾でも見える日があります。

この時期見える蜃気楼は、下層(地上付近)に冷たい空気、その上に暖かい空気という「上暖下冷」の温度構造で発生します。

初夏の伊勢湾の海面水温は20℃に届かないくらいですが、きょうの東海地方は、朝から気温がグングン上がり、三重県津市では30℃近くになりました。

このため、伊勢湾の海水と接する冷たい空気と、その上の暖かい空気との温度差が大きくなり、光が屈折して、蜃気楼が見えたというわけです。

写真提供:玉泉幸久さん

蜃気楼の仕組みや、伊勢湾の蜃気楼の歴史を知りたい方はこちら→伊勢湾の蜃気楼動画

29日 三重県でも見えた 珍しい「蜃気楼」