レストラン

「宣伝されている料理とまるで違う」と怒る客と、「事情は説明してあったはず」と主張する店。ついには警察官たちが駆けつける騒動に発展していたことを、『LADbible』などの海外メディアが伝えた。


■出てきた料理を見てショック

先日のこと、イギリス在住のジェームズ・レウィンさん(22)が、母親、妹、そして恋人を連れてある店に食事に行った。

そこでジェームズさんたちは、店側が宣伝していたポテト料理を注文。濃厚なチーズソースなどを添えてもらうため余分なお金を払い、ボリュームたっぷりの料理が出来上がるのを楽しみに待った。

しかしテーブルに運ばれた料理にチーズソースはかかってもおらず、完全に期待外れ。宣伝とはまるで違う料理に腹を立てたジェームズさんらは、店のスタッフに文句を言うことにした。


関連記事:インド料理店の支配人が超悪質レビューに猛反論 「辞書を使え」と文章に皮肉も

■通報されるはめに…

ジェームズさんたちはスタッフに文句を言い「全額返してほしい」と要求したが、店側はそれを渋り2割の返金にしか応じなかったのだという。

納得できず文句をつけたところスタッフたちは店の奥に隠れ、厨房から出てきたシェフが対応にあたった。それでもなかなか話がまとまらず、トラブル発生から30分後には警察官たちが店に到着。仲裁に入りはしたが、逮捕者などは出なかったもようだ。

■店側は猛反論

店のオーナーによると、その日は冷蔵庫が故障していたため使える材料が限られていたとのこと。そこでジェームズさんたちに対しても事情を説明した上で注文に応じ、店にある材料を使い調理したのだという。

さらに「お飲み物、また満足していただけない料理については返金します」と申し出たが男性たちが怒りだしたため、仕方なく通報したのだとコメントしている。

なお警察も介入したことを認め、「双方にアドバイスしました」と発表。逮捕者などは出なかったという。


■「二度と行くか」と憤る客

店のオーナーとずいぶん違う説明をしているジェームズさんは、腹が立って仕方ないようだ。当日撮影した料理の写真をSNSにアップし、「ひどい料理だ」「もう二度とあの店には行かない」と書き込んだ。

材料が足りないにもかかわらず、客のために頑張って調理し提供したという店。しかしそのせいで批判されたうえ、店名をインターネットに書き込まれ、大ダメージを受けるはめになった。

十分に材料がなく調理が困難であるのなら、最初から注文を受け付けない。そう判断してさえいれば、このトラブルは回避できたに違いない。

・合わせて読みたい→「埼玉のイオンで体験できる香港」 池袋の人気店系列が作る点心が絶品

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

出てきた料理がショボすぎて… 客と飲食店が激突し警察出動の騒ぎに