なにわ男子・道枝駿佑が主演を務めるドラマ「金田一少年の事件簿」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第5話が5月29日に放送。廃病院での肝試しで起きた殺人事件に迫った一(道枝)。その裏で一と美雪(上白石萌歌)の恋のキューピッド計画をしていた後輩の佐木(岩崎大昇)も注目された。(以下、ネタバレがあります)

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■日本を代表する怪談にまつわる事件が発生

同ドラマは、1995年の初放送からシリーズを積み重ねてきた、人気謎解きミステリーの最新作。原作は、「週刊少年マガジン」(講談社)での連載開始から2022年で30周年を迎え、日本のみならず海外でも圧倒的な支持を集めており、世界(12カ国)累計で1億部を超える発行部数を記録している。今回のドラマは、ディズニープラスで世界配信もされる。

主人公である、名探偵・金田一耕助を祖父に持つ天才高校生探偵・金田一一を演じるのは、道枝駿佑(なにわ男子)。一の幼なじみ七瀬美雪上白石萌歌警視庁捜査一課の警部・剣持勇を沢村一樹、一の後輩・佐木竜太を岩崎大昇(美 少年/ジャニーズJr.)がふんする。

第5話は、「トイレの花子さん殺人事件」。原作では「亡霊学校殺人事件」というタイトルで「金田一少年の事件簿 短編集3」(講談社漫画文庫)に収容されているエピソードとなり、ドラマ化は初。閉鎖された病院での肝試しで起きた殺人事件に一が迫った。

■怪談にビビりすぎる道枝駿佑“一”が絶叫するも、事件にはキリっと挑む

佐木の親戚がやっている民宿を訪れた一と美雪たち。そこで合宿中だった真紀(田辺桃子)ら美大生4人に、廃病院での肝試しに誘われた。

肝試しのスタート前、トイレにいる入院患者だった少女・花子の霊に声をかけた者は殺されるという“トイレの花子さん”の怪談話が披露されると、一は恐怖でいっぱいに。美大生の1人にいたずらで脅かされると絶叫して佐木に抱きつく始末。

さらに、1人ずつ挑むことになった肝試しでも、先に向かっていた佐木に肩をたたかれると、甲高い声で「きゃ~」と大絶叫して全速力で逃げだした。

そんなビビりまくる一がかわいかったが、いざ事件となると矛盾点を突いて鮮やかに解決に導くギャップが見られた。

■岩崎大昇の“佐木くん”がトレンド入り!恋のキューピッド計画

今回は佐木の密かな計画も注目された。

佐木が一と美雪を民宿に誘ったのは、卓球好きな“じっちゃん”に仕込まれていた一と、祖父が卓球のオリンピック選手だった佐木が対決するため。しかしそれは口実で、佐木は「この旅で2人をいい雰囲気にして僕は恋のキューピッドになる!」と考えていたのだった。

肝試しに誘われて参加を即答したのも、恐怖体験を共にした者に好意を抱くとされる“吊り橋効果”を狙ってのこと。だが、一は美雪ではなく、またも佐木に抱きつき、一は「佐木、よく見るとカッコいいな、お前」と言い、吊り橋効果の対象がなぜか佐木自身に向いてしまった。

ほかに、一と美雪の様子を録画する自分のことを「妖精と思ってくださ~い」と言ったり、肝試しのときに一を「花子です~」と脅かしたりするユニークな姿も。また、ラストでは一と美雪が仲良く話しているところを撮影していてバスに乗り遅れてしまった。

そんな姿に、視聴者からは「佐木くん神回」「はじめちゃんと佐木くんにラブ始まりそうで笑った」「佐木くんかわいすぎ」といった声が。Twitterのランキングでは、タイトルがTOP3に入ったほか、「はじめちゃん」に次いで「佐木くん」がTOP20にランクインする反響となった。

次回、6月5日(日)放送の第6話は、「金田一少年の殺人」。1996年に放送された初代・一を演じた堂本剛による第2シリーズ以来、約26年ぶりのドラマ化に。殺人容疑をかけられた一が、真犯人を突き止めるべく決死の逃亡劇を繰り広げる。

※岩崎大昇の「崎」は正しくは「立つ崎」

◆文=ザテレビジョンドラマ部

左から岩崎大昇“佐木”、道枝駿佑“一”、上白石萌歌“美雪”/(C)NTV