トッテナムは31日、インテルに所属するクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチが2022-23シーズンから加入することを発表した。

 インテルとは今年6月30日で契約満了を迎えるため、トッテナムには移籍金の発生しないフリートランスファーで加入。2024年6月30日までの契約を結び、キャリアで初めてプレミアリーグに挑戦する。

 現在33歳のペリシッチハイドゥク・スプリトの下部組織出身。2009年に加入したクラブ・ブルージュでは、2年目の2010-11シーズンにリーグ得点王に輝いた。2011年夏にドルトムントへと移籍し、2011-12シーズンにブンデスリーガとDFBポカールの2冠を達成。2013年夏に加入したヴォルフスブルクでもDFB杯を制した。

 2015年夏にヴォルフスブルクからインテルへと完全移籍し、同クラブでは公式戦通算254試合の出場で55ゴール49アシストを記録した。なお、2019-20シーズンにはバイエルンへと期限付き移籍し、ブンデスリーガ、DFB杯、チャンピオンズリーグの3冠を経験している。

 インテルに復帰した2020-21シーズンは、現在トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督の指揮下でプレーした。主に左ウィングバックで起用され、公式戦42試合で5ゴール5アシストを記録。11シーズンぶり19回目となるセリエA優勝に貢献した。今季からインテルを率いているシモーネ・インザーギ監督の下でも左WBとしてプレーし、スーペルコッパ・イタリアーナとコッパ・イタリアの2冠を達成した。

 また、クロアチア代表では歴代4位の113キャップと歴代3位の32ゴールを記録している。FIFAワールドカップロシア2018では全7試合に出場して3ゴールを記録し、母国の準優勝に貢献した。

トッテナムに百戦錬磨の両利きが加入 [写真]=Tottenham Hotspur FC via Getty Images