古田新太×天海祐希の大ヒット舞台『薔薇とサムライ』の12年ぶりの続編として注目を集める2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』のビジュアルが解禁、あわせて東京・大阪公演の詳細が発表された。

本作は天海祐希扮する海賊アンヌが古田新太演じる石川五右衛門とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』の続編であり、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。

女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる……。

かつてのハリウッド映画の冒険シリーズものを連想させるサブタイトル“海賊女王の帰還”。このドキドキワクワクは、主宰・演出・いのうえひでのり、座付き作家・中島かずきが高校生の頃から35年間ブレずに貫き続けるたくさんの“好き”が詰まった新感線の作風そのもの。五右衛門とアンヌの冒険譚を歌・ダンス・アクションがたっぷり盛り込まれた舞台に期待が高まる。

さらに新感線としては4年ぶりとなる、生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演となる本作。生バンドの演奏に体を震わせ、現実から少し離れて楽しい気持ちを思い出し、また明日から頑張れる、人々に活力を与えられる作品を創り出す。

ハマり役石川五右衛門を演じるのは、もちろん劇団☆新感線の看板俳優・古田新太。して物語の主人公となるアンヌを演じるのは、約4年に一度、新感線にとってはオリンピックイヤー的な存在の天海祐希。共演は、新感線初参加となる若手実力派の石田ニコル神尾楓珠、お久しぶりの森奈みはる、もはや準劇団員として年に1作品のペースで参加する早乙女友貴、新感線初参加にして初舞台となる西垣匠、17年の『髑髏城の七人』Season風以来5年ぶり2度目の新感線参加となる生瀬勝久、そして古田に加えて高田聖子、粟根まことを始めとする平均年齢50歳の劇団員の面々も。そして久しぶりの“RX”で冠徹弥と教祖イコマノリユキが顔を揃え、総勢41名のキャストと5名のバンドメンバーとともに、今度は、“フルスペック新感線RX”で富山から新潟、大阪、東京へと走り抜ける!

スタッフ&キャストコメント 【作:中島かずき】 「『薔薇サム2』がやりたいのよね」という柴原プロデューサーの一言がスタートだった。「こんなご時世だから、スカッと楽しい芝居がやりたいの」 「『薔薇サム2』って、『薔薇とサムライ』の続編って事? 完全にあの話の続き?」と聞くと「そう」と力強く頷く。 2022年の秋公演、天海祐希さんの出演が決まり、新感線側も久しぶりに古田新太、高田聖子、粟根まことが並ぶ。確かに続編は可能だ。こういう時は、誰かが強く「やりたい」と思うものをやった方がいい。 ということで、海賊女王アンヌが12年ぶりに戻ってくることになった。 「だったら世代交代の話にしたい」と思った。女王として生きている彼女なら、時の流れの中で、国の行く末を案じ次世代への継承を考えているだろう。そのために若い世代のキャスティングをお願いした。 石田ニコルさん、神尾楓珠くん、西垣匠くんという新鮮なメンバーに早乙女友貴くんが加わり、新世代の布陣が固まった。アンヌや五右衛門と対立する大きな存在が必要なのだが、そこを生瀬勝久さんが引き受けてくれて、頼もしい限りだ。さらに、前作から続投の森奈みはるさんが世界観を繋げてくれる。こうして新しい『薔薇サム』の船出が始まった。 今回は『五右衛門ロック』シリーズとは少し違って、アンヌを主軸とした物語になる。五右衛門ももちろん重要なキャラだが、彼女をサポートする立場といえばいいか。峰不二子が主人公になった物語のルパン三世的なポジションだ。分かりにくいかな。まあ、それでも五右衛門らしさは随所に出るのでその辺もお楽しみにしていただきたい。 とにかく、自分達が見たいものを詰め込むのが『薔薇とサムライ』だと思っている。今回も賑やかで派手で笑えてちょっとシリアスな舞台になるだろう。 海賊女王アンヌと天下の大泥棒石川五右衛門の新たな航海、どんな波乱が待ち受けるか、ご期待下さい。 【演出:いのうえひでのり】 姐さん(天海祐希)にまた劇団☆新感線に出ていただくのであれば、こんな時期だし楽しい音楽モノ、つまり“R”モノがいい、だったらやはり『薔薇サム』でしょう!ということになりました。しかも“五右衛門ロック”シリーズのスピンオフでありながらも、タイトルで“五右衛門”を名乗らず、あえて『薔薇サム2』にしたほうが面白いよね!と。あくまでもこれは、姐さんから派生したもの、ということ。今回はアンヌが主軸となります。 新感線の“R”シリーズ、つまり生バンドが入る“音モノ”芝居は、『メタルマクベス』以来なので4年ぶり。今回も、ベースはハードロックだったりはしますが、いろいろなジャンルの音楽満載でバリエーションも広がっていますから、ミュージカルシーンみたいなところはさらに精度を上げてお贈りできると思います。 “世代交代”がテーマの一端だということもあって、今回はフレッシュな若手も多く参加してくれます。若い人にしか出せない新鮮かつ刺激的な空気が、この物語を力強く引っ張ってくれるのではないでしょうか。 そして、古田演じる五右衛門というアイコンがいるだけで“なんでもアリ!”の世界観になるんです。ヨーロッパで刀を振り回している奴がいても、まったくOK。五右衛門はルパン三世でありスーパーマンであり、マーベルの『アベンジャーズ』シリーズでいえばアイアンマン的な存在ですね。 それにしても、姐さんみたいに、あんなに強くて頼りになる女の人はいないんじゃないでしょうか。しかもそれを何十年も続けていらっしゃるのは、すごいですよ。その姐さんが、必要以上に何度も着替えて出てくる“着せ替え天海姐さん(©いのうえ)”は今回ももちろんやります! 宝塚の現役時代をほうふつとさせる姿もあれば、前回やったオスカルみたいな、現役時代にはやられていない姿もあり。そこが『薔薇サム』ならではの魅力のひとつでもありますので、みなさんどうぞお楽しみに。さらに、東京公演の新橋演舞場には花道がドーンとあるわけで。花道、もちろん使います! 姐さんが、花道を颯爽と走るのは『阿修羅城の瞳』以来。ここもまた見せ場になると思います、ご期待ください。 【古田新太】 久しぶりの五右衛門スタイルだけど、今回、ブーツで高下駄じゃない。衣裳も、綿入れみたいだった時は暑いけど柔らかかった。暑いってことは同程度で、素材が固くて動きにくいので、あれでは泥棒は無理だね(笑)。でも公演を重ねるごとに大きくなっていった頭が今回は若干小さくなって、新宿コマ劇場でやった初回の五右衛門くらいのサイズになりました。でも今日の衣裳は、思ったより大人っぽい。オイラも、もうおじいちゃんだからさ。いよいよ60歳の声も聞こえてきたところだし。 ゆりちゃんは、本人に言うと嫌がるかもしれないけど、やっぱり派手な役がすごく似合う人だと思うんですよ。そしてそういう派手な役柄って、新感線の舞台であれば臆面もなくできるじゃないですか。他の舞台だともっとリアルな世界観になるだろうし、そう考えるともともとの宝塚時代からのファンの方々は新感線に出ている時のゆりちゃん、しかも今回はアンヌ・ザ・トルネードですからね、おそらく大好物なんじゃないかと思うんですよね。だいたい、あそこまでの格好をしてくれるのはもう新感線の舞台に出る時だけだから。みんなが見たいゆりちゃんが、きっと今回も見られると思いますよ。 みなさんが楽しんでいただけるメンツを、今回も集めました! そしてゆりちゃんの艶姿に、みなさん期待してください。五右衛門以下、劇団員たちはそれを邪魔しないように精々がんばります! 【天海祐希】 「薔薇サムの続編をやりたい…」 と聞いた時は、「嘘でしょ?」と思いましたよ。 だってあれから12年ですよ?私も古田さんも大丈夫なんだろうかと(笑) でもね、「せっかく劇団☆新感線と天海祐希の組み合わせで公演予定があって。 この数年、コロナ禍で辛い思いをした皆さんに、どうしたら元気や笑顔を届けられるか。 これはやはりバーンと派手な演目が良いでしょ?そこで薔薇サムですよ。」 と、口説かれたら…そりゃもう賛同する思いしかなかったです。 前回は、海賊から新米女王でしたが、今回はきっと貫禄ある女王になっているのでは?衣装も髪も今回は白ですから(笑) また古田さんとご一緒させて頂けるのは、幸せの極み!神様的な方ですから!居てくださるだけで心強い!そして頼もしい劇団☆新感線の皆様に尊敬する生瀬勝久さんも!フレッシュな方々ともご一緒できるのは、本当に楽しみです。 私、よくよく考えると、劇団☆新感線には大体4年に一度、出演させて頂いてるんですよね。オリンピックイヤー並に(笑) 大感謝祭、劇団☆新感線&天海祐希イヤーとなれる様に。皆様に楽しんで頂ける様に。頑張りたいと思います。 この数年、皆様それぞれ本当に大変な思いをされた事と思います。勿論、演劇界も。だからそんな事も吹き飛ばせるくらいにお祭り騒ぎの様な作品になれば…と思っています。皆様、是非とも奮ってご参加くださいませ!

公演概要 2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』

作:中島かずき 作詞森雪之丞 音楽:岡崎司 振付・ステージング:川崎悦子 演出:いのうえひでのり 出演: 古田新太 天海祐希 / 石田ニコル 神尾楓珠 / 高田聖子 粟根まこと 森奈みはる 早乙女友貴 西垣 匠 / 生瀬勝久 右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 村木 仁 川原正嗣 武田浩二 冠 徹弥 教祖イコマノリユキ家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴 紀國谷亮輔 下島一成 米花剛史 駒田圭佑 前原雅樹 津曲希昌 上田亜希子 森 加織 島田風香 髙橋優香 【Band】岡崎 司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井 寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田 翔(Drums) 公式サイト:http://www.vi-shinkansen.co.jp/barasamu2/

【富山公演】 2022年9月9日(金)〜11日(日) 会場:オーバード・ホール チケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~ 料金:S席 13,800円 A席 11,000円 B席 7,500円(全席指定・税込) お問合せ:サンライズプロモーション北陸 025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00) 【新潟公演 BSN新潟放送開局70周年】 2022年9月22日(木)〜25日(日) 会場:新潟県民会館 大ホール チケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~ 料金:S席 13,800円 A席 11,000円(全席指定・税込) お問合せ サンライズプロモーション北陸 025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00) 【大阪公演】 2022年10月5日(水)~20日(木) 会場:フェスティバルホール チケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜 料金:S席 15,800円 A席 12,500円 ヤングチケット 2,200円(全席指定・税込) お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業) 【東京公演】 公演日程 11月1日(火)〜12月6日(火) 会場:新橋演舞場 チケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜 料金:1等席 15,000円 2等席 10,000円 3階席A 8,000円 3階席B 3,500円 桟敷席16,000円 お問合せ 新橋演舞場:03-3541-2600(10:00~18:00)

2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』ビジュアル