アーセナルからフィオレンティーナレンタル加入中のウルグアイ代表MFルーカス・トレイラが、自身の去就について言及した。5月31日イタリアメディア『フットボールイタリア』がコメントを伝えている。

 現在26歳のトレイラは、母国のモンテビデオ・ワンダラーズFCの下部組織出身。2014年にイタリアに渡ると、ペスカーラやサンプドリアで活躍。2018年にはイングランドの強豪アーセナルに移籍し主力に定着するも、徐々に出場機会を減らし、近年はレンタルでの放出が続いていた。フィオレンティーナには2021年夏に加入し、中盤の主軸としてここまで公式戦通算35試合に出場し5ゴールを記録している。フィオレンティーナへのレンタル期限が6月30日までとなっていることから、来シーズン以降の去就には注目が集まっている。

 トレイラフィオレンティーナプレーした今シーズンを「ヨーロッパリーグ(EL)出場権を逃してしまったが、非常にポジティブなシーズンだったよ」と振り返ったうえで、来シーズン以降もチームへの残留を望んでいることを明かした。

「個人的には、ここでチームメイトやサポーターから愛されているという実感はあったし、周囲から信頼されていると感じることができた。自分に自信を持つこともできた。僕の意思はフィオレンティーナに残ることだ。でもそのためにはクラブがアーセナルと合意しなくてはならない。僕はここで何の不自由もないし、何の問題もないよ」

 フィオレンティーナ側は1500万ユーロ(約20億円)の買取りオプションを有しているが、現時点でこの条項が発動されるか否かは未定となっている。フィオレンティーナへの残留希望を明かしたトレイラ。果たして本人の希望通り、来シーズン以降もフィオレンティーナの一員としてプレーすることになるのだろうか。

フィオレンティーナへの残留希望を明かしたトレイラ [写真]=Getty Images