管理栄養士・栄養教諭の資格を持つ野澤祥さんに、野菜の栄養とその効果、栄養を効率的に取り入れるための調整法、おすすめの食べ方を聞きました。

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そら豆の栄養とその効果

 4月から6月に旬を迎える「そら豆」は、植物性タンパク質やビタミンB群が豊富な食材です。他にも食物繊維やビタミンCなども含まれています。

 タンパク質は、体重の1~1.5%の摂取が目安。運動習慣がある方は、さらに積極的に摂ることが推奨されています。また、ビタミンB群は、糖質の分解を助け、脂質やタンパク質の代謝を促す効果が期待できるため、お肉料理の付け合わせ野菜としておすすめです。

 お店では、茹でそら豆を目にする機会が多いと思いますが、ビタミンB群やビタミンCは水に弱い栄養素。逃さないためには、素焼きやグリルがおすすめです。

 旬を過ぎると皮が硬くなってきますが、その時は、さやごと電子レンジで軽く熱を通してから素焼きにすると、皮も剥きやすくなります。
また、お肉の付け合わせとしてだけでなく、サラダにしたり、シンプルにポン酢で食べたり。私は、ザーサイ、とりのささみそら豆を合えて食べたりします。味付けはザーサイの塩味だけでOKの簡単レシピです。ぜひ作ってみてくださいね。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

野澤祥

管理栄養士・エステティシャン

学生時代、国家資格である管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。
都内のヘルスケアIT企業に就職後、食事指導のできるエステティシャンとして年間800人以上を担当し、5店舗を束ねる責任者となる。その後、「一層お客様に寄り添ったエステをしたい」という想いから独立し、QUALITASに参画する。

https://qualitas-conditioning.com/

「そら豆」の栄養を上手に摂取する方法