昨年6月に大腸がんのため亡くなった元日本ハム監督で野球解説者大島康徳さん(享年70)の妻・奈保美さんが、自分に寄せられたあるコメントをブログで公開している。冷静に考えてみたが「やはりどう考えても、このような書き込みが許されるものとは思えなかった」として、ブログ読者に感想を聞きたかったようだ。

大島奈保美さんは、昨年7月11日「夫 大島康徳の背番号と私たち夫婦の結婚記念日にちなみ、今日のスタートを昨日決めました」と公式ブログを開設した。「主人に託された言葉や思いを繋ぎ、このブログを大切に綴って行きたい」との決意を示し、現在のフォロワーは約2万8千人超と多くの人の支持を受けているのだ。

そんな奈保美さんのオフィシャルブログ『家族とともに歩む「この道」』で6月1日、「皆様にお見せします」と題して差出人の名前を伏せたうえで自分宛に届いたコメントを公開した。そこには「人一倍身体を気遣っていたのに、余命一年の大腸がんステージ4ですか? 喫煙もやめられませんでしたよね」「食事も外食三昧おうちご飯を勧めるフォロワーに逆ギレされてましたよね?」「健康管理は奥様の仕事でもありますよね」と、奈保美さんを非難する言葉が並んでいた。このようなコメントは今回限りではなく、証拠は全て(康徳さんのブログの分も含めて)多数あるという。

この投稿から約5時間後、悪意あるコメントに対し「スルーして、そういう言動を許してしまうのは良くない」との思いに至った経緯を奈保美さんはブログで説明している。芸能人、有名人のSNSに寄せられる悪意でしかない人を傷つけることが目的の書き込みに対し、“嫌なら発信をやめればいい”“スルーすればいい”と片付けられてしまうのはおかしいと思い、毅然とした態度で臨みたいと奈保美さんは考えるようになったそうだ。ただ夫が亡くなってから1年も経たぬうちにこのようなコメントを何度も目にするのは、「やっぱり辛かった」「怖い思いも何度もしてきました」と心境を吐露している。

奈保美さんのブログのコメント欄には「心ない意見ですね。正直驚きました。このコメントを書いた人が大島さんの立場になった時に同じ言葉をかけられたらどう思うのでしょうか?」「ため息が出ます。このコメントをした方は何を言いたいのでしょう? 大島家の何もわからないのに一部分を見てのコメントですよね。ふつふつと怒りの気持ちが湧いてきます」「この内容は酷すぎます。何も分からないで…よく書けますね。なおみさん、ご家族の事を思うと怒りで震えます。法的措置取って良いです」といった声が届いている。奈保美さんがどれほど康徳さんに寄り添って看病してきたかを知っている読者は自分のことのように怒り、そして彼女を励ましていた。

画像は『大島奈保美 2022年6月1日付オフィシャルブログ「ちゃんと伝えていきたい」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび

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