タレントのヒロミ(57歳)が、6月2日に放送されたトーク番組「迷えるとんぼちゃん」(ABEMA)に出演。お笑いトリオ・B21スペシャルの“結成秘話”を語った。

「迷えるとんぼちゃん」は、極楽とんぼの2人が毎回ゲストと本音でぶつかり合う、超爽快お悩み相談バラエティ番組。極楽とんぼ・山本圭壱は、数十年ぶりとなるヒロミとの共演に感動しながら、「ヒロミさんに憧れて芸能界に入った」「B21スペシャルに憧れて、自身も3人組でスタートした」という意外な思いを伝えた。

一方、加藤浩次は、芸能生活37年を迎えるヒロミにデビューのきっかけを質問。ヒロミは18歳で高校を卒業後、自動車工場に工具を収める会社で営業職として働いていたが、「テレビで大御所芸能人を見たとき、呼んでくれたら俺も喋れると思った」と感じたという。

その後、20歳になる前に新宿でホストとして勤務し始め、1人で漫談を披露していた過去に触れる。お客さんに「面白い」と評判になる中、ホストとして指名されながらもお客さんの席につかないという荒業を敢行。話を聞く加藤は「今でいうツンデレですね」とコメントし、「そんなことをしながらも、そこのホストの中でNo.1だった」と話すヒロミ。その時、ヒロミの代わりにお客さんの席に行っていたのが、のちのB21スペシャルの相方となるデビット伊東とミスターちんだったそうだ。そこからお客さんに“漫才の先駆者”とも言われる星セントを紹介され、B21スペシャルとして活動していくことになったという、貴重なエピソードを披露した。

また、ヒロミへの世間のイメージを集めたVTRでは「DIYをしている」「愛妻家」など現在のテレビでの印象に加え、「ヤンキーな印象」「昔は怖かったイメージ」など、今とはギャップのある印象を持たれている声も。

インタビューを受けてヒロミは「8割方、俺のことは大工だと思っている(笑)」とコメント。23歳のタレント・西野未姫は「休んでたことも知らなかった」「芸人さんだったことも知らなかった」と正直な印象を告白。ヒロミは、芸能界に復帰後に元のポジションで立ち振る舞いながらも、「若者たちは、この“ポっと出のおじさん”に何で気を使うの?って思うよね」と冷静に現状を分析した。

さらに「愛妻家のイメージ」という印象にも言及。妻・松本伊代との馴れ初めも赤裸々に語った。

当時の芸能界では、若手芸人とトップアイドルの恋愛はご法度だったと回顧。自身も、トップアイドルとして活躍していた松本との恋愛に当初は抵抗があったことを明かした。交際開始後、26歳の頃にヒロミが事故に遭遇すると、松本が母親と病院まで電車で会いに来たことを告白。「マスコミに見つからないように連れていこう」と、周囲が配慮をしてくれたと語り、“禁断の恋”を振り返った。