6月3日開幕の「ミュージカル『マギ』-迷宮組曲(ダンジョンクミキョク)-」の公開ゲネプロが、東京・銀河劇場で開催された。
【写真】じゃれ合うアラジン(宮島優心)とアリババ(猪野広樹)
■砂漠を旅する魔導冒険ファンタジー
本作は、『週刊少年サンデー』で連載された大高忍による人気コミック「マギ」のミュージカル化。砂漠を旅する不思議な少年・アラジン(宮島優心)と、一攫千金を狙う若者・アリババ(猪野広樹)の魔導冒険ファンタジー。2人が迷宮(ダンジョン)に眠る“秘宝”を求め旅をする中で、最強の狩猟民族“ファナリス”の少女モルジアナ(岡田奈々)をはじめ、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返し、成長していく姿を壮大な音楽と共に描く。
物語は閉じ込められていたアラジンが外の世界に出るシーンからスタート。強欲な商人・ブーデルの元で働くアリババと出会い意気投合したアラジンは、彼からこの世界に突如現れた“迷宮”(ダンジョン)を攻略して宝を手に入れるという夢を聞き、共に迷宮へ挑戦することを決意する。約1万人が命を落としたといわれる第7迷宮・アモンに挑む2人を、とある事情からアラジンを探す悪徳領主・ジャミル、その奴隷であるゴルタスとモルジアナが追う。
■プロジェクションマッピングで世界観を表現
迷宮などの建物や、アラジンが持つ“ジンの金属器”の不思議な力、そして“ジンの金属器”に宿るアラジンの友達・ウーゴくんはプロジェクションマッピングによって表現され、舞台上に鮮やかに『マギ』の世界が生み出される。ウーゴくんの声はアニメ版と同様に声優の森川智之が担当し、映像に命を吹き込む。また戦闘シーンではアリババやモルジアナらがキレのあるアクションを披露。
脚本・作詞は舞台「魔法使いの約束」などを手掛ける浅井さやか。演出はミュージカル「封神演義」「ヘタリア」などの吉谷晃太朗。上演時間は約2時間20分(休憩込み)。
「ミュージカル『マギ』-迷宮組曲(ダンジョンクミキョク)-」は、東京公演が銀河劇場にて6月3日(金)から12日(木)まで、大阪公演が森ノ宮ピロティホールにて6月18日(土)・19日(日)に開催される。
■アラジン役:宮島優心(ORβIT)コメント
今回が初めての舞台、初めてのミュージカルということで、本当に毎日わくわくしています。
最初は全く右も左もわからない状況から始まったけど、演出の吉谷さんや歌唱指導の水野さんのご指導により、自分に自信が持てるようになったことが、このミュージカルを通しての一番の成長であり、僕が一番見てほしいところです。
アラジン役として、歌の中の素直さだったり、お芝居の中の純粋さを通して、ご観劇された方に勇気や活力を与えられたら嬉しいです!
演出や楽曲の壮大さ、キャストの皆さんとのお芝居を僕自身が楽しんで、それが観劇した人にも伝わればいいなと思います。
そして、ミューマギの世界に引き込むので皆さんも是非楽しみにしてください!
■アリババ・サルージャ役:猪野広樹コメント
「始まらないでほしい。終わってしまうから」心からそう思える作品になりました…。
胸を張って面白いと言えます。座組全体を愛してしまう。
そして、「マギ」という作品の登場人物、全員を愛してしまうような作品。
笑ったり、泣いたり。心があちこちに行って忙しいと思います。
胸いっぱいで帰ってもらえるよう努めます。
2.5次元ミュージカルに出演するのが夢だったので、この作品に携わることが出来てとても幸せに思います。
しかも、超カッコいいヒロイン・モルジアナ役を任せていただけるなんて!!!
最初は私に務まるのだろうかと怖さもあったのですが、共演者の皆さんが「ピッタリの役だね」と褒めてくださるうちに、だんだん自信を持てるようになりました。
足枷を装着しながら動くことが、とても難しく苦戦しましたが、稽古を経て足枷さんとお友達になったので、ある程度コントロール出来る足枷の達人になれたと思います(笑)
そんな脚技は勿論、アラジンとアリババさんと出会い人生がガラッと変わり、前に進んでいくモルジアナの姿を全力で表現します。笑って泣けて、心がワクワクドキドキするような最高に素敵な作品になっているので、1人でも多くのお客様にお届けしたいです!
■ブーデル役:長友光弘(響)コメント
本番までこんなにワクワクする作品はなかった。
今回私がミュージカルに初挑戦というのもあるが、何と言ってもこの座組のみんなが最高に素晴らしい。
お客様の前でどう進化していくのか、稽古していくにつれどんどん演じるキャラクターの厚みが出てきて、見ているこっちがドキドキしたりワクワクして一緒に旅してる感覚になる。
こういったコメントでは自分のキャラクターをここが素晴らしいとかここを観てくれとか書くのだろうが、この座組はほんと全てを観てほしい。
僕のブーデルも最高なんですが、この「マギ」世界観を色々なキャラクターに入り込み楽しんで欲しい。
■ババ様(チャガン・シャマン)役:杉本美保コメント
ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-に出会えたこと、この作品に関わる全ての方々に出会えたこと、そして私が演じるババ様に出会えたことに心から感謝しています。
この舞台で、愛する一族の命を守り皆の幸せのために行動するババ様として生きることができたとき、これまでの人生で知り得なかった大きな深い愛に出会えるような気がします。
その瞬間も含めてこの壮大で素敵な物語を皆様にお届けしたいです。
■ゴルタス/呂斎役:小野塚渉悟コメント
「マギ」迷宮へようこそ!ゴルタス・呂斎役を演じさせて頂きます小野塚渉悟です!
稽古を重ねて、とんでもないものが出来上がったと肌で感じています。
今回ゴルタス・呂斎との兼役ですが、正直、まあ真逆の人種で、自分とも通ずる点が少なかったので最初は難しいと感じました。
ただ、2人の男はそれぞれにしかない男の魅力があるので、そこをどう表現しているのか目の当たりにして頂けたら嬉しいです!
強く逞しく、悪く憎たらしく。大事に生きて、豹変します!
最高のカンパニーだからこそ、素敵な作品が生まれていると思います!
是非、劇場へ足をお運び下さい!共にダンジョンをクリアしましょう!笑
このご時世の中、公演が行えることに大変嬉しく、またとても感謝しております。
演じる身体は1つですが、性格や背負っているものが違う2人をしっかり表現できるよう意識して演じています。
キャスト、スタッフの皆様とても優しい方ばかりで、たくさん勉強させて頂きました。
とても素敵な作品に仕上がっています。見所がたくさんありますので、目が足りないかもしれません。
毎公演丁寧に演じ、カンパニー一丸となって作り上げたものが見てくださる皆様に届くよう、全身全霊で舞台を生きたいと思います。
■ジュダル/ファティマー役:手島章斗(SOLIDEMO)コメント
今作のストーリーでは、僕はジュダル、そしてファティマーも演じさせて頂きます!
僕にとって初めての芝居、舞台ということで日々新しい学びばかりで、
悔しさと楽しさの中、稽古をやってきました!
全くキャラクターの違う二役に向き合えることで得られるものもたくさんあり、
ミュージカルの素晴らしさを肌で感じてます。
しっかりと役に向き合って、来てくださった皆さんを
「マギ」の世界に連れて行けるように全力でお届けします!!
間も無くの開幕となります。
とても見応えのある作品になっているのではないかと思います。
様々な方に心から楽しんでいただきたいです。
本当に沢山の登場人物が出てくるのでそれも注目です。
よろしくお願いいたします。
■ジャミル役:川久保拓司コメント
「マギ」の壮大な世界観を、吉谷さん演出の元、みんなで大切に作り上げてきました!
「マギ」ミュージカルになると、不思議な世界にさらに魔法がかかる、
そんな思いで、原作の輝きと現場の情熱、全てを込めてお送りします。
ぜひ一緒に大冒険に出発しましょう!
その第1歩目を盛大に挫くためにも、ジャミル役として精一杯悪く、悪く攻めつつ演じたいと思います。
劇場にてお待ちしています!
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