5日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが煽り運転のさらなる厳罰化を提言した。
■根絶しない煽り運転にたけしが…
番組は冒頭から悪質ドライバーによる危険運転の様子を放送。そのなかで、「煽り運転が罰則化されたものの、なくなっていない」と紹介する。
VTRを見たビートたけしは「まだ煽り運転とか言ってて。幅寄せするわ、なにをするわ、これは困ったね」とポツリ。その後、江口のりこら出演者が、自身が体験した交通トラブルを告白した。
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■妨害運転罪が施行されたが…
次に江口が2020年に6月に施行された妨害運転罪の内容を紹介。煽り運転の場合3年以下の懲役または50万円以下の罰金、免許取り消し(欠格期間2年)になることを説明する。
また、煽り運転で著しい危険が生じた場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金、免許取り消し(欠格期間3年)となることも読み上げられる。
内容を見たたけしは「なんでこの罰金って安いのかね。車一台分だと思うんだけどなあ」と指摘。弟子の東国原英夫が「厳罰化は、もうちょっと必要な感じがしますね」と同調すると、「なあ?」とつぶやいた。
■弁護士と元警察官が独自見解
レイ法律事務所の佐藤大和弁護士は「法律は厳しくなっているんですけど、警察の取り締まりは、まだまだ緩いと思います」と指摘する。
元徳島県警捜査一課の秋山博康氏は、「警察の取り締まりっていうのは最大の防犯なんですよ。警察がどんどん取り締まったら、犯罪の抑止になるんですよ。私が煽り運転の捜査指揮をするなら、上空を使う」と提言した。
■視聴者の反応は…
厳罰化されても根絶しない煽り運転。そんな現状に、たけしは「さらなる罰則強化」を検討するべきだと考えているようだった。
Sirabee編集部が2019年12月に全国の10~60代の男女1,798名に実施した調査では、77.5%が厳罰化に賛成と回答。妨害運転罪施行前から「厳罰化」は支持されていた。
番組内で放送された危険な運転がかなり酷いものと感じた視聴者も多かったようで、たけしの提言にも納得や賛成の声が上がっていた。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年12月13日~2019年12月18日
対象:全国10代~60代の男女1,798名 (有効回答数)
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