2022年9月~11月、東京公演を皮切りに、福岡・大阪・愛知の四大都市にて、ミュージカル『ヘアスプレーが上演されることが決定した。

2020年7月に上演予定だった本ミュージカル。初の日本人キャストによる上演、主演・トレイシー役は渡辺直美、母親・エドナ役は山口祐一郎、と大きな注目と熱い期待を集めていた本作は、新型コロナウイルスの影響により残念ながら上演中止に。しかしこの度、待望の復活公演が実現する。

ミュージカル『ヘアスプレー』は、1988年の映画「ヘアスプレー」(ジョン・ウォーターズ監督)をもとに、2002年にブロードウェイで開幕、トニー賞12部門ノミネート8部門受賞(主演女優賞、主演男優賞、助演男優賞、ミュージカル作品賞、演出賞、脚本賞、音楽賞、衣裳賞)した超人気傑作ミュージカル。2007年にはこのミュージカルをベースに再び映画化(アダム・シャンクマン監督)され、世界中で大ヒット。ジョン・トラボルタが主人公の母親を特殊メイクで演じたことも話題を呼んだ。
1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台に、明るくパワフルなビッグサイズの女の子がテレビのダンス番組出演を目指して奮闘。華やかで踊りだしたくなる数々のキラーチューンで彩られたエンターテインメント感あふれるストーリーの中に、人種・体型・性別の差別問題も絡めながら、自分らしく前向きに生きる大切さを訴える。

いつも前向きにキラキラと生きているダンスが大好きなビッグサイズの女の子・主人公トレイシー役は、日本で上演するならこの人以外に考えられない、世界で活躍する渡辺直美。渡辺直美は本作がミュージカル初主演となる。

そのほか、「コーニー・コリンズ・ショー」で月に一度行われる<ブラック・デー>の司会者で、“モーターマウスメイベル役をエリアンナ、「コーニー・コリンズ・ショー」のスターダンサーで、トレイシーの憧れの人であるリンク役を三浦宏規、トレイシーの友人でダンスの名手・シーウィード役を平間壮一、トレイシーの一番の親友・ペニー役を清水くるみ。「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーで、トレイシーのライバル・アンバー役を田村芽実。「コーニー・コリンズ・ショー」の司会者・コーニー・コリンズ役を上口耕平。トレイシーのよき父で愛妻家のウィルバー役を石川禅。「コーニー・コリンズ・ショー」のプロデューサーで、アンバーの母・ヴェルマ役を瀬奈じゅん。そして、ビッグサイズで引っ込み思案なトレイシーの母・エドナ役を山口祐一郎が務める。

【ストーリー】
1960年代アメリカ、ボルティモア州に住むトレイシー・ターンブラッド(渡辺直美)は、ダンスが大好きでちょっぴりビッグサイズな女の子。彼女の夢は、大人気のテレビダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。そんなある日、トレイシーの元に番組で新メンバーを募集するニュースが飛び込んでくる。オーディションを受けたいと両親に懇願し、心配性でトレイシーと同じくビッグサイズな母のエドナ(山口祐一郎)に反対を受けながらも、自慢の髪型をバッチリ決めてオーディション会場へと向かう。しかし太っているという理由で一方的にオーディションの受験を拒否されてしまい――。

 

ミュージカル『ヘアスプレー』東京公演