アポロン・スミルニに所属する元ポルトガル代表DFブルーノ・アウベス(40)が現役引退を発表した。

ブルーノ・アウベスはポルトガル代表通算96キャップを誇る百戦錬磨のセンターバック。キャリアを通じて、さまざまなクラブを渡り歩いてきた。

キャリアの最後はギリシャ・スーパーリーグアポロン・スミルニ。今シーズンはプレーオフを含めて19試合に出場していた。

そのブルーノ・アウベスは6日に自身のインスタグラムを更新。キャリアの終了を伝えた。

「今日、僕はサッカー選手としてのキャリアに全て感謝していることを伝えたいと思う」

「全てのクラブの監督、チームメイト、コーチ陣、そしてキャリアに関わった人々、家族や友人にも感謝している」

「旅はこれで終わるが、他の機会が訪れれば、またすぐに会えるだろう。ありがとう」

ポルトでプロキャリアをスタートさせたブルーノ・アウベスは、ファレンセやヴィトーリア・ギマランイス、AEKアテネへのレンタル移籍を経験。2010年8月にゼニトへと完全移籍する。

その後は、フェネルバフチェ、カリアリ、レンジャーズパルマ、ファマリカンとクラブを転々とすると、2021年9月からアポロン・スミルニでプレーしていた。

キャリアを通じては、ポルトで公式戦172試合に出場し17ゴール11アシスト、フェネルバフチェで101試合4ゴール3アシストゼニトで100試合3ゴール1アシストを記録していた。

ポルトでは4度のリーグ制覇、2度のカップ制覇を経験。2008-09シーズンはクラブの年間最優秀選手にも選出された。

また、ゼニトではロシアプレミアリーグで2度優勝。フェネルバフチェでもスュペル・リグを制していた。

ポルトガル代表としても2016年のユーロを制しており、ポルトガルの重鎮として知られていた。

この引退発表には、ポルトガル代表でも共にプレーしたFWクリスティアーノ・ロナウドが反応。「ロッカールームを共有できて幸せでした。あなたが成し遂げたことを誇りに思います」と大先輩への賛辞を送っていた。

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