Tシャツ

東京都の中でもかなり南側に位置し、周囲を神奈川県に囲まれている町田市。「JR 横浜線」が走っていたり、市外局番が相模原市と同じ「042」だったりすることから、神奈川県町田市という間違いがネット上でよくネタにされる。

そんな中ツイッター上では、留学先のアメリカで神奈川県町田市出身というTシャツを着たユーザーに起きた、「まさかの出来事」が話題になっている。

【話題のツイート】通っている大学の教授からは…


■Tシャツに書いてある間違いを指摘

「20年以上前、アメリカに留学してた時に、どうせ周りはわからないだろうと『神奈川県町田市出身』とかいたTシャツを自作してきてた事がある。 ある日、一つの学期の終わりの頃に文化学の教授側から『ずっと言うか悩んでいたが、君のシャツに書いてある事は間違いだよ』と『日本語』で言われた(笑)」と投稿したのは、ツイッターユーザーのMTさん。

そんなにも昔から「神奈川県町田市ネタ」が存在したことにも驚かされるが、遠いアメリカの地で町田市東京都と認識している人が存在するなんて…。その後の展開が気になってしまうところ。


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■笑顔になった人が続出

MTさんの投稿にネットでは、「吹いたわ」「さすがにウケる」「その間違いに気がつけるのが凄いw」といったコメントがあがるように、思わず笑顔になった人が続出。

他には、「私は日本人ですが、気が付きませんでした。 東京都だったんですね」「何が間違いか分からなかったよ」など、本当に神奈川県町田市だと思っている人からのコメントも多く見られた。

■その後の会話を聞いてみると

今回の投稿は、わずか数日で2万件を超えるいいねを獲得。「神奈川県町田市」という文字をTシャツにした経緯は、アメリカでは日本語=カッコいいというイメージがあったので、自作して販売しようと考えたから。しかし学業が忙しく、実際は自分で着るものを作るだけで販売には至らなかったという。

その後の会話については、「教授に町田は東京だよと言われたので、『もちろん知っています。町田が地元なので、一種のジョークです。町田には神奈川のバスも走っていますし』と伝えると、『知っているよ。昔少しいたことがある』といった感じでしたね」と説明するMTさん。どうやら間違いを指摘した教授は日本に滞在していた経験があり、町田市にも足を運んだことがあったという。


■教授以外の人からは…

教授以外の人には間違いを指摘されることはなかったが、「デザインがカッコいい!」と褒められることは多かったそうだ。日本語ってそんなにカッコよく見えるのか…。

現在MTさんはアメリカで学んだことを生かし、約10年前から米国発の心理学ベースのコミュニケーション講座を教える仕事をしている。大学時代を振り返り、「本当に面白く人間味の溢れる教授が沢山いる素敵な大学でした」と語ってくれた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・小野田裕太

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