ブライトンに所属しているDFタリック・ランプティが国籍を変更し、ガーナ代表でのプレーを選択した模様だ。6日、現地メディア『スポーツ・ワールド・ガーナ』を筆頭に各メディアが一斉に報じている。

 イングランド生まれではあるものの両親の関係でガーナにルーツを持つランプティは、ユース年代ではイングランド代表を選択。これまでにU-18から各世代別のイングランド代表に選出された経験はあるものの、A代表での出場歴がないため、国籍の変更とガーナ代表でのプレーが可能となっていた。ガーナサッカー協会(GFA)は以前から同選手に接触していた模様で、両親を含めた話し合いが行われた様子。既にランプティの意思は固まっており、ガーナ代表のユニフォームを身に纏う決心が固まったようだ。

 ランプティは5月30日ガーナ入りし、6月1日に行われたアフリカネーションズカップ予選のガーナ代表vsマダガスカル代表をスタジアムで観戦していたという。報道によると、9月に行われるアフリカネーションズカップ予選のアンゴラ代表戦で、ガーナ代表の一員としてデビューすることになるようだ。ガーナ代表は10日に『キリンカップサッカー2022』で日本代表と対戦するが、この一戦に臨む代表メンバーには招集されない見込み。

 現在21歳のランプティはチェルシーアカデミー育ちで、2020年1月にブライトンへと完全移籍した。徐々にトップチームで出場機会を確保すると、2021-22シーズンは右サイドバックの主力に成長。プレミアリーグ30試合に出場していた。

 ガーナ代表はアーセナルに所属するFWエディ・エンケティアチェルシーに所属するFWカラムハドソン・オドイの国籍変更も取り沙汰されている。2022FIFAワールドカップカタールに向けて同国にルーツを持つ選手たちに接触している模様で、本大会では代表の面々が一新されているかもしれない。

ランプティがガーナ代表入りへ [写真]=Getty Images