“大人の隠れ家”として知る人ぞ知るお洒落スポット霞町音楽堂(港区西麻布)の新企画「グランデ・マエストロ・シリーズ」vol.1に、“クラリネット界のレジェンド”リチャード・ストルツマンと奥様でマリンバ奏者のミカ・ストルツマンが登場する(2022年6月13日)。

今年80歳を迎えるリチャード・ストルツマンは、グラミー賞を2度受賞したクラシック界のレジェンド。「80歳(傘寿)」を記念しての華やかな来日公演は、さらなる深化を遂げたマエストロの真髄を体験する絶好のチャンスだ。来日早々に開催される霞町音楽堂公演にむけて、ストルツマン夫妻からのメッセージも到着。これはボルテージが上がりまくり!

「初めて演奏する霞町音楽堂の空気や雰囲気がとても楽しみです!
息遣い全てが感じられるアットホームなサロンコンサート、来日して最初のフォーマルコンサートでもあります。演奏が終わった後に味わうワインも最高でしょう!
Can’t wait ! See you there!   Love, Mika and Richard」

プログラムには、J.S.バッハの『クロマティックファンタジー』『シャコンヌ』『シンフォニア』のほか、モリコーネの『ニュー・シネマ・パラダイス』なども予定され、クラリネットとマリンバによる極上の時間が楽しめそう。終演後に予定される懇親会もサロンコンサートならではの楽しみだ。

<公演概要>
6月13日 霞町音楽堂
開場18:30、開演19:00
https://ongakudo.tokyo

●ミカ・ストルツマン / Mika Stoltzman
2008年からニューヨークを拠点に演奏活動を展開し、7回に渡るニューヨーク・カーネギーホールでのリサイタル成功を収める。現在、各地での音楽祭への招聘演奏などを含め、世界15カ国60都市以上で公演中。
近年は、スティーヴ・ライヒ、チック・コリア、ジョン・ゾーン、大島ミチル等、蒼々たる作曲家から曲を捧げられ世界初演する他、スティーヴ・ガッドとのプロジェクト“ミカリンバ”で2枚のジャズCDとDVDをリリースしている。ブルーノート東京などの主要ジャズクラブやジャスフェスティバルにも出演。 ソリストとしてはメキシコ・ハラパ交響楽団に招聘され、チック・コリア作曲“協奏曲第1番”を世界初演。2014年からは夫リチャード・ストルツマンとのデュオを本格的に開始し、オースチン室内楽音楽祭、ロックポート室内楽音楽祭、香港現代音楽祭など多数出演。
2014年には日本全国18公演の来日ツアーを行い、小山薫堂演出による“くまもと赤の音楽祭” をプロデュース。
クラシックジャズを縦横無尽に操る、ニュー・ジャンルのマリンバ奏者として益々幅広い演奏活動を展開している。

●リチャード・ストルツマン / Richard Stoltzman
リチャード・ストルツマンは、その技巧性、音楽的センス、人を惹きつけてやまない比類ない個性によって、今日最も求められる演奏家の一人としての地位を確立した。数多くのオーケストラとの共演を重ねるソリストとして、魅惑的なリサイタリストとして、革新的なジャズ奏者として、また、多作なレコーディング・アーティストとして、2度のグラミー賞受賞の栄誉に輝いているストルツマンは、様々なジャンルの批評家、聴衆から圧倒的な支持を受け続けている。 クラリネットという楽器に対し、独自のアプローチをもっているストルツマンは、彼以前の誰も予言し得なかったクラリネットの可能性を拡げてみせ、そのことによって国際的な名声を獲得したのである。彼は、ハリウッドボウルとカーネギーホールでクラリネット・リサイタルを行った最初のアーティストであり、エヴリー・フィッシャー賞を受賞した最初の管楽器奏者でもある。
彼はまた、ゲイリーバートン、チック・コリア、ジュディ・コリンズ、エディー・ゴメス、ウディ・ハーマン、キース・ジャレット、メル・トーメ、そしてスパイロ・ジャイラの創設者ジェレミー・ウォールら、ジャズ・ポップ界の錚々たる面々と共演し、レコーディングを行ってきた。また、新作にも熱心に取り組んでおり、スティーヴ・ライヒ武満徹スティーヴン・ハートキ、エイノユハニ・ラウタバーラ等による優れたクラリネット作品の初演を行っている。 リチャード・ストルツマンのディスコグラフィーは60を優に超えており、リチャード・グードとの共演で録音したブラームスソナタ、さらにヨーヨー・マとエマニュエル・アックスと行ったモーツァルトベートーヴェンブラームスの三重奏曲集で、2度グラミー賞を受賞している。

霞町音楽堂「グランデ・マエストロ・シリーズ」vol.1