恵比寿マスカッツが、「恵比寿マスカッツ10周年記念ライブ〜オールスター大感謝祭〜」を東京・EX THEATER ROPPONGIで5月25日に開催。デビュー10周年ライブは2020年冬に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のため中止に。このたび1年5カ月を経ての開催に至った。チケットはソールドアウトし、記念すべき10周年を祝うべく、会場には初代から応援している方や現メンバーのファンが多数駆け付け会場を埋め尽くした。実に約3時間にも及んだ熱いライブの模様を振り返る。
■初代&第2世代の48人が会場に大集合!
ライブには現役メンバー27人のほか、初代メンバーの蒼井そら、麻美ゆまら21人も登場。また、大久保佳代子、おぎやはぎ、阿佐ヶ谷姉妹、品川庄司らマスカッツにゆかりのある芸人も多数出演し、10周年を祝った。
現役メンバーは、石岡真衣、市川まさみ、羽咲みはる、川上奈々美、神崎紗衣、黒沢美怜、辰巳シーナ、藤原亜紀乃、松岡凛、三上悠亜、みひろ、桃乃木かな、吉澤友貴、如月さや、小林ひろみ、桜もこ、白藤有華、なつ葵、奈良歩実、まいてぃ、松本ゆん、宮村ななこ、栄川乃亜、希島あいり、深田結梨、山岸逢花、広瀬りおなが出演。
OGメンバーは、蒼井、麻美のほか、小川あさ美、初音みのり、吉沢明歩、安藤あいか、川村りか、小倉遥、川村えな、永作あいり、山口愛実、かすみ果穂、希志あいの、児玉菜々子、栗山夢衣、里美ゆりあ、推川ゆうり、篠原冴美、雪見えみる(結夜)、沢辺りおん、瑠川リナが出演した。
■オープニングから涙ぐむメンバーの姿も…
客席の間の扉から一人ずつ舞台へ上がっていく現役メンバーたち。中には、超満員の会場や見知ったファンの顔を見て、早々に涙ぐむメンバーの姿もあった。
「TOKYOセクシーナイト」「DIGITAL NOISE」「EBISU ANIMAL ANTHEM」でセクシーに観客を煽っていく。曲終わりに卓球音が鳴り響き「ピン×ポン デューサー」へ。そして、「BBB」「PUZZLE」と続く。
2つのユニット企画に登場する桃乃木に、なつ葵が「うち、ゼロ個どす…バッキャロー!」と叫び、そのまま「バッキャロー」を披露。続く「Jumping Bee」では、「もっと~!」のところで川上がいつも以上にノリノリで気持ちよく熱唱する一幕も。勢いそのままに「Twenty-Nine」「じゃり道」「Sexy Beach Honeymoon」を歌い続ける。
■初代メンバーのパフォーマンスも!
途中暗転し、入れ替わるように登場した初代メンバーは「ハニーとラップ♪」「ロッポンポン☆ファンタジー」「スプリングホリデー」を連続で熱唱するも、曲終わりには息を切らしてせき込むメンバーが続出。
吉沢のおなじみの「私を窓辺に飾ってよ。いい花咲くよ」とのセリフで代表曲の「バナナ・マンゴー・ハイスクール」へ。現役メンバーもステージに戻り、一緒に歌い上げる。さらにノリの良い「親不孝ベイベー」で会場を盛り上げた。
現役メンバーの「エロく、正しく、美しく!私たち、恵比寿マスカッツです!」というあいさつに続き、初代メンバーも「“平均年齢40歳”、私たちも…恵比寿マスカッツです!」と笑いを誘った。MCも鍛え上げられたトークで、一人ずつあいさつをしながら、お店を出したお知らせ、モデル活動やプロ雀士になった報告などが続き、初代ならではのテンポいいノリに初代ファンは懐かしくなったことだろう。
■初代&第2世代混合のユニット企画も続々!
その後のコーナーでは、MC役のおぎやはぎとアシスタント役の如月が登場すると、「マスカッツステーション」と題して、大久保やクロちゃん、カンニング竹山らが歌唱。さらに、品川庄司による本格漫才も。
続いて、舞台上でセットが組まれている前でみひろが「バツワン」を熱唱。度々「うるさいなあ…」と言われ、途中で強制終了。そのセットを使うべく、登場したのは、「孤独-ひとり-」を歌う松岡…ではなく、三上。ともにドレス姿で現れ、松岡登場時は笑いが起こるも、三上が満を持して登場すると観客からは大拍手。
さらに、初代と第2世代混合で披露したユニット曲「プルカワYES」「徒花」「チョンゲーオ」「霊感少女A」「九九ダンス」「ナイチンゲール」「ヘラクレス~哀愁のパンサアゲイン~」を立て続けに披露し、会場は大盛り上がり。
小木の、かすみへの「なんかやれ」という振りには、「お久しぶりです!チーン!」とおとろえないリアクションを展開。そして“ザコ”(沢辺)との絡みや、蒼井の音程が不安定な「青い山脈」、“スパイダーマン姐さん”(児玉)の「Spiderman」(DJ OZMA)に乗せたダンス芸など、当時を思い出させるおなじみのネタが繰り広げられた。
再び品川庄司による漫才のあと、Rioら会場に来られなかった初代メンバーからのコメント映像がステージ上に流れた。
初代からのエールを受け、アップテンポな「ホップステップバック」「バイバイダーリン」を熱唱。
ここで、鈴木紗理奈が登場し、お気に入りというセクシーなヤギを石岡におねだりしたあと、「シャレになんない」を披露。さらに初代メンバーや大久保も壇上に戻り「WON'T BE LONG」でライブ本編を締めくくったが、すぐさまアンコールの拍手が鳴り響く。
アンコールでは、山本圭壱もステージへ登場。鈴木と「未来史上最年少」を歌い上げた。続いて阿佐ヶ谷姉妹もお祝いに駆け付け壇上へ上がった。
ここで大久保、おぎやはぎ、阿佐ヶ谷姉妹らお世話になった面々へ、涙ながらに感謝状を贈る現役メンバーたち。そして第2世代から初代メンバーへ、次のような感謝の思いが贈られた。
■第2世代から初代へ…感謝の思い
「これまでゼロから恵比寿マスカッツを作り上げてきた初代の皆さん、第2世代ができた時にはきっと複雑な思いもあったと思います。それでも恵比寿マスカッツというグループを愛し、陰で支え続けてくださった皆さんがいてくれたからこそ、今日という日を迎えることができました。初代さんから受け取ったバトンはとても重くて、その重圧に押しつぶされそうになることもありますが、その思いを引き継がせていただく責任と喜びを胸に、この先も新たな道を切り開いていきます。同じ恵比寿マスカッツという名を背負った仲間として、これからもどうかずっとそばにいてください。大好きです」
この言葉に、初代を代表して希志が「第2世代の皆さんがここまで頑張ってきてくれたから、私たちもまたこうやってこのステージに立つことができたので、本当に皆さんとファンの皆さんのお陰だと思っておりますので、これからも恵比寿マスカッツ、末永くよろしくお願いします」と感謝を返す。
しんみりした空気になりつつも、10周年を記念して作られた新曲「NO VICTORY WITHOUT DREAM」と、「バナナ・マンゴー・ハイスクール」で、約3時間の記念すべき一夜の幕を閉じた。
M01.TOKYOセクシーナイト
M02.DIGITAL NOISE
M03.EBISU ANIMAL ANTHEM
M04.ピン×ポン デューサー
M05.BBB
M06.PUZZLE
M07.バッキャロー
M08.Jumping Bee
M09.Twenty-Nine
M12.ハニーとラップ♪
M13.ロッポンポン☆ファンタジー
M17.だって恋だしん
M18.夕暮れ気分(堀ちえみ)
M19.ヘイユーマスカッツ
M20.バツワン
M21.孤独-ひとり-
M22.プルカワYES
M23.徒花
M25.霊感少女A
M26.九九ダンス
M27.ナイチンゲール
M28.ヘラクレス~哀愁のパンサアゲイン~
M29.青い山脈
M30.ホップステップバック
M31.バイバイダーリン
M32.シャレになんない
M33.WON'T BE LONG
M34.未来史上最年少
M35.NO VICTORY WITHOUT DREAM
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