パリ・サンジェルマンPSG)を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、今シーズンの戦いや自身の去就について言及した。6日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 現在50歳のポチェッティーノ監督は、エスパニョールやサウサンプトントッテナムの監督を歴任し、2021年1月にトーマス・トゥヘル前監督の後任としてPSGの監督に就任。就任2シーズン目となった今シーズンは、リーグ・アンで28勝8分4敗の成績を残し、チームをリーグ制覇に導いている。ポチェッティーノ監督とPSGとの契約は2023年までとなっているが、今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で結果を残せなかった(ベスト16敗退)ことや、クラブ上層部との不仲が噂されることなどから、契約満了を待たずしての解任が度々噂されている。

 ポチェッティーノ監督は、「セルヒオ・ラモスリオネル・メッシといった新加入選手。新型コロナウイルスや毎月のように開催される代表戦。様々なことがあって困難なシーズンだった。最初の7カ月はチームとしての正しいバランスを見つけるのに苦労したよ」と、シーズンを振り返りつつ、自身の将来がPSGにあることを強調した。

PSGと私の状況? いつもと同じだよ。私はあと1年契約を残している。いつも多くの噂が飛び交っている。私はPSGでファンやサポーターの期待に応えて、学び続けることができた。PSGの監督でいるためには、偉大な指導者である必要がある。1年半チームを指揮したが、私はベストの1人だと思っているよ」

 監督続投に自信をのぞかせたポチェッティーノ監督だが、すでに後任候補としてジネディーヌ・ジダン氏や、リーベルプレートを指揮するマルセロ・ガジャルド監督らの名前も挙がっている。果たして来シーズンもPSGを指揮することができるのだろうか。

解任も噂されているポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images