今年もまたこの季節がやってきた。欧州の各クラブが今シーズン振り返り、新シーズンに向けてどのようにチームを再編成するか計画を練り始めている。そんな夏の移籍市場において、潤沢な資金を誇るプレミアリーグクラブが獲得するかもしれない20選手を、イギリス紙『テレグラフ』が紹介している。

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◆■ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ

ウルグアイ代表FW/22歳
移籍先候補:マンチェスター・Uアトレティコ・マドリード
推定移籍金:5500万ポンド〜6500万ポンド(約91億円〜約108億円)

 今ヨーロッパで最もホットな若手ストライカーの一人だ。過去にはブライトンニューカッスルウェストハムも獲得を試みてきたが、本人はチャンピオンズリーグでのプレーを希望しており、来季はヨーロッパリーグに出場するマンチェスター・Uは望み薄か。『テレグラフ』は「現在、スペインへの移籍が最有力と見られている」と伝えている。

◆■ガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・C

ブラジル代表FW/25歳
移籍先候補:アーセナルトッテナム
推定移籍金:3500万ポンド〜4500万ポンド(約58億円〜約75億円)

 かつてマンチェスター・Cアシスタントコーチを務めたアーセナルのミケル・アルテタ監督が獲得を熱望するなか、ノースロンドンライバルブラジル代表FWに注目。マドリード方面からの関心も噂されている。現行契約は残り1年だが、マンチェスター・Cも強気の価格設定で交渉に臨むことが予想される。

◆■ドミニク・カルヴァート・ルーウィンエヴァートン

イングランド代表FW/25歳
移籍先候補:ニューカッスルウェストハム、アーセナル
推定移籍金:4000万ポンド〜5000万ポンド(約66億円〜約83億円)

 2021-22シーズンはケガの影響で不完全燃焼の1年を過ごしたが、イングランド国内では依然として高い評価を受ける25歳の大型ストライカー。複数クラブが関心を寄せるなか、エヴァートンは移籍金を5000万ポンドに設定しているようだ。

◆■タミー・アブラハムローマ

イングランド代表FW/24歳
移籍先候補:アーセナル
推定移籍金:5500万ポンド〜6500万ポンド(約91億円〜約108億円)

 イタリアでの1年目は大成功。セリエAイングランド人史上最多の17ゴールを記録すると、ヨーロッパカンファレンスリーグでは9ゴールを挙げてローマを優勝に導いた。アーセナルは元チェルシーのFWに強い関心を示してきたが、ローマは昨夏に3400万ポンド(当時レートで約51億円)で獲得した24歳を簡単には手放さないだろう。

◆■アルマンド・ブロヤ(チェルシー

アルバニア代表FW/20歳
移籍先候補:ウェストハム、サウサンプトン
推定移籍金:2000万ポンド〜3000万ポンド(約33億円〜約50億円)

 21-22シーズンは期限付き移籍先のサウサンプトンインパクトを残した。“セインツ”は残留を望んでいるが、20歳のアルバニア代表FWにはウェストハムも興味を示している。チェルシーはこれまでも若手有望株の売却で利益を出してきたが、ブロヤのトップチームでの将来はベルギー代表FWロメル・ルカクの去就にも左右されそうだ。

◆■ヴィクター・オシムヘン(ナポリ

ナイジェリア代表FW/23歳
移籍先候補:アーセナル
推定移籍金:6500万ポンド〜7500万ポンド(約108億円〜約125億円)

 2020年夏にアフリカ人史上最高額となる移籍金でナポリに加入。現行契約はあと3年残っており、ナポリが巨額の移籍金をアーセナルに要求することは想像に難くない。

◆■ユーリティーマンスレスター

ベルギー代表MF/25歳
移籍先候補:アーセナル
推定移籍金:2500万ポンド〜3500万ポンド(約41億円〜約58億円

 契約は残り1年となっており、レスターにとっては今夏が売却のラストチャンスアーセナルは長年、プレミアリーグでも屈指の技巧派MFに注目してきた。

◆■ジェシー・リンガードフリーエージェント

イングランド代表MF/29歳
移籍先候補:ウェストハム、ローマ
推定移籍金:なし

 2020-21シーズン後半は期限付き移籍先のウェストハムで躍動したが、マンチェスター・Uに復帰した今季はほとんど出場機会を得られず。結局、アカデミー時代から20年以上過ごしたクラブを契約満了で去ることになった。かつて“赤い悪魔”を指揮したジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマも関心を示しているようだ。

◆■クリスティアン・エリクセンフリーエージェント

デンマーク代表MF/30歳
移籍先候補:ブレンフォードトッテナムレスター
推定移籍金:なし

 EURO2020でのアクシデントを乗り越え、フィットネス・技術ともにいまだ一線級であることをブレンフォードでの半年間で見事に証明した。ブレンフォードは契約更新を目指しているが、2013年夏から2020年1月まで在籍した古巣のトッテナムも強い関心を示している。

◆■オレクサンドル・ジンチェンコ(マンチェスター・C

ウクライナ代表MF/25歳
移籍先候補:アーセナル
推定移籍金:3000万ポンド〜4000万ポンド(約50億円〜約66億円)

 ジェズス同様、アルテタ監督とはマンチェスター・Cで交流を持った一人。マンチェスター・Cでは層の厚さゆえレギュラーの座を掴みきれていないが、そのユーティリティ性はどこへ行っても重宝されるはずだ。

◆■アーロンヒッキー(ボローニャ)

スコットランド代表DF/19歳
移籍先候補:ブレンフォードアーセナル
推定移籍金:1000万ポンド〜2000万ポンド(約17億円〜約33億円)

 ハーツ時代からビッグクラブの耳目を集めてきた19歳のサイドバック。ボローニャで飛躍の1年を送り、今年3月にはスコットランドのA代表デビューも果たした。

◆■ジュール・クンデ(セビージャ

フランス代表DF/23歳
移籍先候補:チェルシー
推定移籍金:4000万ポンド〜5000万ポンド(約66億円〜約83億円)

 チェルシーは昨夏にも獲得に動いたが、クラブ間交渉がまとまらず破談に。再び獲得に動くことが予想されており、クンデ自身もチェルシーへの加入を望んでいるようだ。

◆■ヨシュコ・グヴァルディオール(ライプツィヒ

クロアチア代表DF/20歳
移籍先候補:チェルシートッテナムマンチェスター・U
推定移籍金:4000万ポンド〜5000万ポンド(約66億円〜約83億円)

 ヨーロッパで最も将来を嘱望される左利きセンターバックの一人。ライプツィヒ徹底抗戦の構えを見せているが、複数のビッグクラブが触手を伸ばしている。

◆■アレッサンドロ・バストーニ(インテル

イタリア代表DF/23歳
移籍先候補:トッテナム
推定移籍金:4000万ポンド〜5000万ポンド(約66億円〜約83億円)

 アントニオ・コンテ監督とは2シーズン共闘し、左センターバックレギュラーとして20-21シーズンセリエA優勝に貢献した。スパーズにとってはこれ以上ない理想的な人材だが、インテルを納得させるだけのオファーを出せるのだろうか。

◆■マルクククレジャ(ブライトン

スペイン代表DF/23歳
移籍先候補:マンチェスター・C
推定移籍金:2500万ポンド〜3500万ポンド(約41億円〜約58億円

 イングランド初挑戦となった今季は、プレミアリーグで35試合に出場。選手、サポーターの両方でチーム内の年間最優秀選手に選ばれる活躍を披露した。元バルセロナの選手らしく戦術理解度も高く、ジョゼップ・グアルディオラ監督のマンチェスター・Cで左サイドバックレギュラーとなる可能性は高い。

◆■ジャック・ハリソン(リーズ

イングランド人FW/25歳
移籍先候補:ニューカッスル
推定移籍金:2000万ポンド〜3000万ポンド(約33億円〜約50億円)

 マンチェスター・Cから完全移籍した今シーズンは、リーグ戦で8ゴールを挙げて残留に大きく貢献した。ニューカッスルが関心を示しているが、リーズは売却を望んでおらず、移籍成立は難しいかもしれない。

◆■スヴェン・ボトマン(リール)

U-21オランダ代表DF/22歳
移籍先候補:ニューカッスルミラン
推定移籍金:3000万ポンド〜4000万ポンド(約50億円〜約66億円)

 ニューカッスルは1月にも2度獲得オファーを出したが、リールが冬の放出を拒否して残留。一時はミランが有利と見られていたが、最近はニューカッスル優勢との見方もあり、争奪戦の行方に注目が集まる。

◆■シェイク・ドゥクレ(RCランス

マリ代表MF/22歳
移籍先候補:クリスタル・パレス
推定移籍金:1500万ポンド(約25億円)

 ダイナミズム溢れるプレーでRCランスの躍進に貢献してきた守備的MF。契約は2年残っており、評価も高いため、「パレスが獲得するのは難しいかもしれない」と『テレグラフ』紙は予想している。

◆■ルベン・ネヴェス(ウルヴァーハンプトン)

ポルトガル代表MF/25歳
移籍先候補:バルセロナマンチェスター・U
推定移籍金:4000万ポンド〜5000万ポンド(約66億円〜約83億円)

 25歳のポルトガル代表MFは今シーズン最終戦の後、「誰にでも夢がある」と自身の将来が不透明であることを認めていた。ウルヴスは司令塔の移籍金に7000万ポンド(約116億円)を要求しているとも伝えられているが、今夏のステップアップは果たして実現するのだろうか。

◆■カルヴィン・フィリップスリーズ

イングランド代表MF/26歳
移籍先候補:マンチェスター・Cリヴァプールアストン・ヴィラ
推定移籍金:5000万ポンド〜6000万ポンド(約83億円〜約97億円)

 マンチェスター・Cの候補者リストの上位に名を連ね、リヴァプールも状況を注視。アストン・ヴィラも関心を寄せているが、リーズは契約延長交渉を続けており、残留の可能性も捨てきれない。

左からクンデ、ククレジャ、エリクセン、バストーニ [写真]=Getty Images