7日、WEリーグアウォーズが開催。初年度の各賞の受賞者が発表された。

初のプロリーグとして新たに創設されたWEリーグ。全11チームの2回戦総当たり、20試合で行われたリーグは、INAC神戸レオネッサが優勝。2位の三菱重工浦和レッズレディースに勝ち点差8をつけて初代女王に輝いた。

そんな中、初代ベストイレブンが発表。INAC神戸からは4名が選出された一方で、2位の浦和レディースからは6名が選ばれることとなった。

初代リーグMVPには、INAC神戸のGK山下杏也加が選出。19試合に出場し7失点に抑えて、チームのリーグ優勝に大きく貢献していた。

また、かつてはFWとしてドイツでもプレーし、なでしこジャパンとしても活躍したMF安藤梢がボランチという新たな境地を見つけてベストイレブンに選出。また、得点王の菅澤優衣香(浦和レディース)らが選出された。

アウォーズ後にメディアの取材に応じた各選手が、ベストイレブン選出の喜びを語っている。

●2021-22 WEリーグ ベストイレブン
GK
山下杏也加(INAC神戸レオネッサ) ※MVPも受賞
今季成績:19試合(1710分)/7失点

「今までベストイレブンを受賞した中でも一番嬉しいものでした。自分自身シーズンを振り返って、サッカー面だったり、ピッチ外のことでも凄くたくさんの方に迷惑をかけました」

「選手だったり色々なサポートがなければ自分はここにいないので、その中でベストイレブンMVPを受賞できたことは凄く嬉しいのと、みんなに感謝したいと思います」

DF
高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1755分)/3得点

「本当に感謝しかありません。色々な方に支えられて、今もこうしてWEリーグ1年目を終えることができたので、たくさんの方に感謝の気持ちを伝えたいのと、育ててくれた家族にこのベストイレブンをしっかりと報告したいと思います」

「毎日笑顔で前向きにやってきてよかったなと思います。これからもしっかりやりたいと思います」

清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1483分)/3得点

「このリーグが始まる少し前に大怪我をしてしまって、リーグ開幕に間に合うかなという不安が大きかったですが、シーズンが終わってこの場に立てているのは、チームメイトやスタッフ、トレーナー、家族、本当にたくさんの方のおかげで、それをひしひしと感じるシーズンでした」

「大好きな浦和レッズレディースの一員としてこの賞が取れたことを本当に嬉しく思います」

南萌華(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1800分)/2得点

WEリーグ1年目でこの賞を頂けたことを嬉しく思います。チームの戦術的にもレッズは後ろがマンツーマンで見るスタイルだったので、そこで自分の良さを出せたことが今回の選出につながったのかなと思います」

「自分1人だけの力ではなく、チームみんなのおかげで獲れた賞だと思うので、みんなに感謝したいです
これをステップに次のステージも頑張りたいと思います」

清水梨紗(日テレ東京ヴェルディベレーザ)
今季成績:20試合(1800分)/2得点

「本当はベレーザからもう少し選ばれればと思っていましたが、チームを代表して自分がこの場に立てたことがすごく嬉しいです」

「結果としてなかなかうまくいかないシーズンでしたが、次に絶対つながるシーズンだったと思うので、来シーズンもベレーザに期待してください」

三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
今季成績:20試合(1800分)/0得点

「ベストイレブンを受賞できて大変嬉しく思います。チームの結果も目標であった優勝ができ、個人としてもチームとしても良いシーズンだったと思います」

「来シーズンもみんなでここに来れるように、チーム一丸となって頑張りたいですし、個人としてもまたこのような素晴らしい賞をいただけるように頑張りたいと思います」

MF
安藤梢(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1627分)/4得点

「こういったベストイレブンに選ばれるのはドイツに移籍する前の2009年以来だったので正直驚きましたし、若く素晴らしい選手たちと一緒にこういう賞をいただけて凄く嬉しく思っています」

「WEリーガーとして子供たちに夢や希望を与えるということと、アラフォー世代に元気を与えられるような存在になれるように、今後も頑張っていきたいと思います」

柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1800分)/1得点

「ベストイレブンに選出していただきありがとうございます。チームは優勝することができませんでしたが、ベストイレブンにチームから6名選ばれているということに誇らしく思っています」

「来シーズンはチームで優勝してWEリーグアウォーズに出たいと思っています。私自身も今まで以上に精進していきたいと思います」

成宮唯(INAC神戸レオネッサ)
今季成績:20試合(1721分)/6得点

「この賞をいただけたこと、全ての皆さんに感謝したいと思います。チームもWEリーグ初代チャンピオンを獲ることができ、すごく良いシーズンを送れました」

FW
菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディース)
今季成績:20試合(1704分)/14得点

WEリーグ初代ベストイレブンに選出していただき、本当に嬉しく思います。自分のプレースタイルをチームメイトが引き出してくれて、それを見てくださった皆さんが選出してくれたと思うので、チームメイトには感謝しかないですし、ここまで支えてくれた全ての方に感謝して、この賞をいただけたことを報告できればと思います」

田中美南(INAC神戸レオネッサ)
今季成績:18試合(1518分)/12得点

WEリーグ初代ベストイレブンに選ばれたことを凄く嬉しく思います。前半戦の出来で言えば、この場にいれないと思っていましたが、こうしていれることを仲間に感謝したいと思います」

「正直この勝ち点差で優勝して、INACから4人かという思いもありますが、来シーズンはもっと人数が増えるように、チーム全体で頑張っていければと思います」

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