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shelaがYouTubeチャンネルを開設し、自身のオリジナル曲の“歌ってみた”動画を公開した。

昨年10月、5ちゃんねるニュー速VIP板に「元avex歌手だけど質問ある?」というスレッドが立ち、この中でスレ主が「shelaって名前で昔歌手やってた」と投稿。その書き込みはまとめサイトなどに転載され拡散された。

今回開設されたYouTubeチャンネルの概要欄で、shelaはこのスレッドを立てたのが自分ではないと否定。しかし「残念ながら私ではありませんが、コメントはすべて読みました。今でも私の歌を覚えてくれていたり、聴いてくださっている方たちがいること、本当に、本当に、嬉しかったです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、自分の偽物の登場がもう一度歌うきっかけを作ってくれたと記している。

公開された“歌ってみた”動画は、アニメ「ヒカルの碁」のエンディングテーマ「Days」、フジテレビ・関西テレビ系ドラマ「曲がり角の彼女」の主題歌「Dear my friends」、アニメ「ONE PIECE」のエンディングテーマ「月と太陽」の3曲。これらの動画を制作した理由について、彼女は「皆さんが喜んでいたり、楽しんでいることを、『違うよ』って伝えることで、逆にがっかりさせてしまうんじゃないか―――。でも、表舞台から離れてから、もう20年近くも経つのに、今もこうして私の歌を覚えていてくれたり、好きだと言ってくれる人たちがいる。そんなみんなに、心からの『ありがとう』の気持ちを伝えたくて、人生初の“歌ってみた”っぽいチャレンジをしてみました」と説明している。

shelaは1996年テレビ東京系ASAYAN」のオーディション企画「コムロギャルソン」に大泉めぐみとして参加。翌年に彼女を中心とした音楽ユニットFBIが結成された。1999年shelaとしてソロデビューし、「White」「RED」「purple」「orange」「sepia」といった色をテーマにしたシングルをリリース。 2001年発売の1stアルバム「COLORLESS」がオリコンウィークリーアルバムチャート1位を記録した。