女優の綾瀬はるかが主演を務め、俳優の大泉洋が共演するドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の第10話(6月13日放送)に、俳優の八嶋智人が検察官役、正名僕蔵が裁判長役で出演することが発表された。

【写真】くせ者スマイルで法廷に立つ八嶋智人

 第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した新川帆立の同名小説を実写化した本作は、奇妙な遺言状に導かれた敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)と作家志望の謎の男・篠田敬太郎(大泉)が数々の不可解な殺人事件を追っていくリーガルミステリードラマ。

 6月6日放送の第9話より、篠田が強盗殺人の容疑をかけられている「十ヶ浜強盗殺人事件」の全貌を放送中。「お金にならない仕事はしない主義なの」が口癖で、報酬が高いビジネスロイヤーであることにこだわってきた麗子。お金にならない上に大嫌いな刑事事件は一度も弁護してこなかったが、亡き元彼・栄治(生田斗真)から「し・の・だ・を・た・の・ん・だ(篠田を頼んだ)」という厄介な遺言を託されたこともあり、麗子は身をていして篠田の弁護に当たることに。

 そして13日放送の第10話は「十ヶ浜強盗殺人事件」完結編。篠田の無実を証明するため、「この勝負、絶対に勝つわよ!」と麗子がついに法廷に立つ。

 そんな麗子を法廷で迎え撃つのは、主任検事のエース・三瀬義孝。篠田が犯人だという物的証拠を十分にそろえ余裕の笑みを浮かべる。そんな三瀬を演じるのは八嶋智人。月9ドラマ『HERO』シリーズ(2001、2014年)で演じたお調子者の検察事務官・遠藤賢司役とは打って変わって敏腕検察官役として登場する。法廷で繰り広げられる麗子と三瀬の激しい攻防戦も見どころ。

 二人の主張を中立の立場で見守り、公正な裁判を行う裁判長役を演じるのは正名僕蔵。正名も『HERO』シリーズに出演しており、守衛役(2001年放送)、検察事務官役(2014年放送)をコミカルに好演した。6年にわたって逃亡を繰り返し、事件と向き合うことから逃げてきた篠田。果たして、“正名裁判長”が最後に下す判決とは…?

 八嶋は「大詰めの裁判に麗子と対決する緊張感と、綾瀬はるかちゃんの爆発的な可愛(かわい)さのはざまでてんやわんやではありましたが(笑)、作り込まれた美術、極め細やかな演出に良い現場だなぁとワクワクしました。同志の正名僕蔵くんとは“(演じる役柄が)『HERO』から出世したね”と握手しました(笑)」とコメント。

 正名は「このドラマのクライマックスとも言える回に呼んでいただき、大変光栄です。鈴木(雅之)監督およびクセ者ぞろいの出演陣の前で裁判長を演じるのは相当気を張るものでしたが、綾瀬はるかさん&大泉洋さんの絶妙なコンビっぷりを間近に見ることができて、ちょっと得した気分です」と話している。

 ドラマ『元彼の遺言状』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。

ドラマ『元彼の遺言状』に出演する(左から)八嶋智人、正名僕蔵 (C)フジテレビ