俳優のディーン・フジオカ6月9日、都内にて開催された映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」公開直前イベントに、岩田剛典、西谷弘監督と共に出席。プライベートでも親交の深い岩田の「直してほしいところ」を聞かれ、「荷物が少なすぎる」と語った。

【写真】仲良くカメラに手を振るディーン・フジオカ&岩田剛典

探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、ディーン演じる誉獅子雄と、岩田演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決するドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)を映画化。本作では初めて東京を離れ、閉ざされた離島を舞台に資産家の死と誘拐事件の真相を探る姿を描く。

■“ネタバレあり”のイベントに「この日を楽しみにしていました」

映画上映後の観客に向けたイベントということで、ディーンは「この日を楽しみにしていました。ついにネタバレができる!」と歓喜。「謎解きという特性上、なかなか作品の芯を食った話ができない。そんな中、我々チーム一同プロモーションであったり作品の魅力を伝える活動をしてきたわけですが、今日は皆さん、見終わった直後ということで、僕もこの時間を楽しみにしております」と“ネタバレあり”のイベントに気合十分だった。

岩田も「自分もこの日を待ち望んでいました」とディーンに同調。「今日はなんでも話していいということなので、自分たちと作品の深みをどんどん知っていただけたらいいなと思います」とあいさつした。

この日のイベントでは、観客からの質問に登壇者が答えるというコーナーも実施。「撮影で手応えを感じた瞬間」という質問にディーンは「撮影っていう目的で、普段日常生活ではなかなかできないこととか、行けない場所だったり、体験できないことをさせてもらえるというのは演じていたりフィルムメイキングしていく上でのひとつの魅力なのかなと思っています」とコメントした。

さらに「岩ちゃん(岩田)とドラマシリーズから映画に至る流れでバディでやらせてもらってきて、やっぱり阿吽の呼吸が決まったっていう時があるんですよね」としみじみ。「『これ奇跡だろ』みたいなテイクとかをチームワークで決めたりもしてきているんです。そういう微妙なところに自分は手応えだったり、素晴らしい体験だったなと思わされることがありました」と語った。

ディーンからのアドバイスに岩田「直すものなの?」

また「普段から仲の良い二人だからこそ思うお互いの直してほしいところは」と質問されると、ディーンは「それは我々の仲を裂こうとしているとしか思えない」とびっくり。

岩田は「本当に仲良いんです。さっきも一緒にゲーセン行ってきました」と明かし、「一個言えるとするならば、UFOキャッチャーはたぶん僕の方が上手かった」と笑っていた。

するとディーンは岩田に「唯一言うとしたら、荷物が少なすぎる。緊急用にもうちょっと荷物を増やしておいたほうが、安全面においていいんじゃないかな」とアドバイス。岩田は「これ直すものなの?」と困惑しつつ、「やっぱり荷物はどこに行くにも手提げ一つなので、これは直らないと思いますね」と語っていた。

◆取材・文=山田健史

公開直前イベントに出席したディーン・フジオカ/撮影:山田健史