UEFAネーションズリーグ(UNL)を戦っているドイツ代表のユニフォームに注目が集まっているようだ。

ドイツはUNLのリーグAグループ3でイタリア代表、ハンガリー代表、イングランド代表と同居。現在2節を終了し、イタリアイングランドとそれぞれ引き分けている。

メーカーロゴやエンブレムが中央に配置されたデザインが目を惹くアディダス製のユニフォーム。だが、よく見てみると、中央に配置されたエンブレムの上部には星が2つしかない。ワールドカップ(W杯)を4度制し、これまで左胸のエンブレム上部に4つの星が輝いていたのに、だ。

もちろんこれはミスプリントなどではなく、仕様。理由は女子代表のユニフォームを着用しているためだ。

7月6日からはイングランドで女子ユーロ2022が開催されるが、ドイツサッカー協会(DFB)はそのPRやサポートの意味を込め、男子チームが女子チームのユニフォームを着用することを決めた。その一環として逆に、女子チームは昨年6月の親善試合で男子チームのユニフォームを着用している。

女子ワールドカップで2度の優勝を誇るドイツ女子代表は女子ユーロを11大会中8度制覇している。だが、前回大会は雨天順延の後にデンマーク女子代表に敗れ、ベスト8止まり。今大会では覇権奪還を期している。

同様の取り組みはベルギー代表やスペイン代表でも見られる。ベルギーは8日のポーランド戦ですでに着用し、スペインは12日にチェコ代表戦で着用予定だ。

それぞれのチームが互いをサポートの意や敬意を示すという、面白い試みと言えるだろう。

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