ミランローマからレンタル中のイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィ(31)の買い取りオプションを行使する可能性が高まったようだ。

ロレンツィは昨夏に450万ユーロ(約6億4300万円)の買い取りオプション付きでミランに加入。今季はステファノ・ピオリ監督の下、公式戦30試合に出場し11季ぶりのスクデット獲得に大きく貢献した。

いまやミランに欠かせない選手となったフロレンツィだが、イタリアカルチョメルカート』によれば、ミランは所属元のローマに対し、当初の契約から買い取り額の値引きを要求したとのこと。

なお、すでに両クラブは話し合いを行っており、250万ユーロ(約3億6000万円)+ボーナスの総額300万ユーロ(約4億3000万円)で合意に至ったとのことだ。

ローマの下部組織出身であるフロレンツィは、これまで公式戦通算280試合に出場。ティフォージからの人気は高く、元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシの退団後には主将を務めていたが、前指揮官パウロ・フォンセカ監督の下では構想外となり、バレンシアパリ・サンジェルマンへのレンタル移籍を繰り返していた。

さらに、ジョゼ・モウリーニョ新監督の就任によって立場が変わるかに思われたが、ポルトガル指揮官はよりフィジカル能力に長けたアメリカ代表DFブライアン・レイノルズを評価しており、右サイドバックの3番手という位置づけられていた。

また、年俸300万ユーロ(約3億9000万円)という高額なサラリーもあり、以前から売却候補となっていた。

サムネイル画像