撮影・スマホ・スマートフォン

ショッキングな動画を撮影・公開し、目立ちたい。多くの人に見てもらいたい。それだけの理由で自分の命を危険にさらす若者たちがいる。

運転手たちをも巻き込む大変迷惑なチャレンジ動画が問題になっていることを、『The Daily Star』など海外のメディアが伝えた。


■危険すぎるチャレンジ動画

インドネシアの若者たちのあいだで、あまりにも無謀なチャレンジ動画が話題を集めているという。走行中のトラックの前に飛び出し、轢かれる前にトラックが停車すれば、成功とみなすという内容の動画だ。

停車に成功しなければ大変な事態になることは間違いないが、それでも恐れを知らない若者らがスマートフォンなどを持ち、次々と無茶な行動に及んでいるという。


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■悲惨な死に方をした若者も

バンテン州では、18歳の若者が友人2名と一緒に大型トラックの前へ。友人たちはうまくトラックをよけたが若者はそのまま轢き潰され、帰らぬ人となってしまった。

運転手はその後に当局に身柄を確保され、事情聴取されるはめになった。若者たちの軽率な行動が原因で、運転手は精神的に大きなダメージを受けたとみられている。

■警察も困惑

別の場所でも14歳の子供が大型貨物車の前に飛び出し、歯が数本砕け頭蓋骨にひびが入るなど重傷を負った。運転手は突然の事態に混乱したとみられ、そのまま逃げてしまったとのこと。警察は運転手を見つけ出すべく、捜査に乗り出したと報じられた。

警察は「このような動画撮影のために命をかけないで」と呼びかけているが、それでも聞く耳を持たず実行する若者が後を絶たない。


■運転手に同情する声が噴出

このチャレンジ動画の撮影ゆえにケガ人・死者が出ているというニュースが報じられたあと、インターネットには「否応なしに巻き込まれる運転手が気の毒でならない」というコメントが多数書き込まれた。

「行動には結果が伴うもの」「いまいましいチャレンジのせいで、運転手は一生苦しむことになる」といった声も確認できた。

無茶な動画撮影に巻き込まれた運転手やその家族たちも、「たまったもんじゃない」と腹を立てているに違いない。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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